【wrwrd】沢山の愛を向けられている。 (ページ17)

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第11話昨日のことページ17

Aの部屋にて

シャワーを浴び、残っていた書類を
片付けているとアラームが鳴る
いつの間にか窓の外は
すっかり明るくなっていた

『もうこんな時間か…食堂行かなきゃ。みんな…怒ってるかな…』

少し不安になりながらAはググッと伸びをし、食堂に向かった。

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食堂にて Aside

『おはよう、ござい…ます??』

私が食堂に入ると全員の目が
バッとこちらへ向けられた。
…やっぱりやらかしたかな…私
とりあえず近くにいたトントンに声をかける。

『おはよう、トントン。…私、昨日途中で寝落ちた…??なんか途中から記憶なくて…』

冷静に考えたらやばいよな、なんて
思いながら恐る恐る聞く

トン｢(ﾋﾞｸｯ)…あー、えっと…おはよう、A。いや、大丈夫や、疲れてたんやろ！｣

何故かよそよそしい。顔も心做しか赤い。
そして目が合わない。…やっぱり怒ってる??
いや勿論途中で寝落ちたとなったらだいぶ失礼だ。
そりゃ好きな子の歓迎パーティーで
途中に寝てしまうような人はいやだろう。
どうしよう、謝った方がいいよね、
リリス、リリスに謝るのが先！
そうぐるぐると考え事をしていると
食堂にリリスと大先生が入ってきた。

『っリリス！ごめん、昨日…私、もしかして途中で寝ちゃった、…??』
リリス｢あ、えと、お姉、様…昨日のことはやっぱり覚えてないですか…??｣
『へ？う、うん…リリスと話してたのは覚えてるんだけど、その後とか、どうやって自分の部屋に行ったか、とか覚えてなくて…』

リリスをちらっと見るとパチッと目が合った
ふい、と目をそらされてしまった…
嫌われちゃったかな…なんて怖くなる。

『やっぱり、怒ってる、よねごめんね…せっかくのリリスの歓迎パーティーだったのに…』
リリス｢あっいや、疲れてたみたいですし、全く気にしてませんよ！それに、昨日は色々あって途中までしか出来なくて、なので今日もう一度、幹部だけでやるそうなので！｣

今度は昨日と変わらない笑顔で笑ってくれた。
ほっと安心する。
いつの間にか幹部のみんなも集まっていたので
改めてみんなに謝った

『昨日はごめんなさい…急に寝ちゃったみたいで…』
オス｢大丈夫めぅきっと疲れてたんだめぅ！｣
兄さん｢大丈夫だよ、その後すぐにお開きになったから｣
シャオ｢今日もう一度やるし！｣
エミ｢やっぱり幹部みんなでやりたいですしね｣

優しさが身に染みる…
これはいつかお詫びしなければ…