ババ・ババファント過去編-第1話『齟齬する教育方針』 ページ21
※これは二次創作です
僕の名前は雫石 潤。(学園短編集参照)
ごく普通の小学5年生。・・・一部を除けば。
こんなこと自分の口で発するのは辛いが、
僕は想像を絶するほどバカなんだ。
遅刻も多いし提出物もよく失くす。
記憶力も悪いため、勉強も一切出来ない。
長所は外見だけ。
4年生の時にクラスの人に言われたことがある。
「イケメンなだけかよ」
「頭悪い」
「話通じない」
「だるい」
って、言われてた。
そんなこと自分が一番分かってる。
でも言われただけで素直に変わる程人は単純じゃない。
そう思いながら生きている。
そんな僕の人生は、段々狂っていった。
今日のテストも赤点だった。32点・・・
0点じゃないだけありがたいと思いたかったよ、でも・・・
🤱『・・・潤、いつになったら貴方の成績は上がるの?』
「ご、ごめん、その、努力はしてるんだけど・・・」
🤱『努力してても報われなければ努力してないのと同じです』
🤱『いつまでも成績上がらないなら、お母さん知らないから』
「はい・・・」
俯きながら母さんの説教を聞き流す。
夕食後、僕はデスクの椅子に座り、復習をする。
ただ・・・何を復習すればいいのかさっぱりだった。
「はぁ、僕は何でこんなにバカなんだろう・・・」
自分の愚鈍さに思わず涙がこぼれてきた。
そのせいで全く勉強に集中できなかった。
一ヶ月後
僕は再びテストで赤点を取った。
🤱『・・・』
「・・・」
正座する僕と母。沈黙が包む。
🤱『・・・』スッ
「・・・?」
🤱『・・・』スタスタ
あれ・・・?今日は何も言われなかった。
赤点と堂々と書かれたテスト用紙を机に置いてどこかに行ってしまった。
良かった・・・のかな?
僕はその場ではとりあえず安心して部屋に戻った。
翌日
いつも通り食卓へ向かう。
「母さん、これ何?」
黒みがかった赤色の液体が入ったコップを指差す。
🤱『それは鼈の生き血や朝鮮人参や鹿の角等を混ぜた特製ジュースよ』
「え、なにそれ・・・こんなの飲めないだろ・・・?」
🤱『頭に効くのよ、飲みなさい』
👨『いや母さん、潤にこれはキツすぎるんじゃないのかい?』
🤱『頭良くするためにはまず体力が必要なのよ』
「えぇ、でも・・・」
🤱『いいから飲みなさい』
「・・・はい」
母さんの圧に負けてしまった。
僕は目を閉じながらジュースを飲んで学校へ向かった。
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猫愛りあ(本垢)(プロフ) - すみ。さん» は〜い! (3月18日 15時) (レス) id: 89f95d01a6 (このIDを非表示/違反報告)
すみ。(プロフ) - 猫愛りあ(本垢)さん» 教えてくれてありがとうございますっ!質問あるので書きに行ってきますΣ≡≡≡((っ・ω・)っ ドピューン (3月18日 15時) (レス) id: ecf3b8a123 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ(本垢)(プロフ) - すみ。さん» 今質問コーナー募集してるんで良かったら質問ください!「猫愛のイラスト部屋」って奴で質問コーナー募集してます! (3月18日 14時) (レス) id: 89f95d01a6 (このIDを非表示/違反報告)
猫愛りあ(本垢)(プロフ) - すみ。さん» イラスト見させていただきました!もの凄く可愛かったです!!可愛すぎてキュン死しました(笑) (3月18日 12時) (レス) @page10 id: 89f95d01a6 (このIDを非表示/違反報告)
すみ。(プロフ) - 猫愛りあ(本垢)さん» ぬわぁんありがとうございますっ!(嬉し泣き) (3月16日 22時) (レス) id: ecf3b8a123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すみ。 | 作者ホームページ:http://jatgatadw
作成日時:2024年3月2日 14時