心のない君に 3 【Undertale】

1 学校へ ページ2

「ね、ねぇ。僕、バレてない？」

マスクにフード、手袋、マフラーで完全防備しているアズリエルが聞いた

「うるさい黙って」

キャラがそれを遮った。

3人の人間と、人間に変装したモンスターが街を歩いている
周りの大人たちの視界に入らぬよう、アズリエルを囲んで歩いている

「まずは学校に乗り込む前に、情報収集するね
…私がいなくなってから何か変わってるかもしれない」

私がいなくなって数ヶ月たった。
お父さんお母さん…クラスのみんな…

沢山の人の顔が頭に浮かぶ
私を見たら、なんて言うかな？

―――今まで一体、どこいってたの！？

―――心配したぞ

…警察に捜索届けとか出してるのかな？

だとしたら、それも避けた方がよさそう


「どこで情報収集するのさ？」

う、そこは考えてなかった…
キャラにツッコまれ言葉に詰まる

学校近くの人通りの少ない公園まで来た
あ！あれは


サラを、いじめてた中の一人だ…


情報を聞き出すのにはうってつけだけど、なんて言われるだろう
絶対怪しまれるよね

「ぼくらがいく」

フリスクがキャラを引っ張って公園の中に入った

「まってて」

フリスクは振り返ってニコッと笑った
なるほど、その手があったか！

私はアズリエルと公園の外側で待つことにした

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