心のない君に【Undertale】

33 作戦開始 ページ34

私達は外にこっそり出て、周りに注意を払いながら
息をひそめて…歩く

ウォーターフォールに入った
私は唾をごくりと飲んで歩く

｢大丈夫だよ、A｣

フラウィーがこっそり囁く

｢ありがと｣

私もこっそり答える

そしてポケットに手を入れる
冷たいゴムのグリップにかすかに手が触れた

…

｢お前さんは、いざとなったらこれを使え
最終兵器だ｣

家を出る前 そう言ってサンズが
ポケットナイフを渡してくれた

｢で、でも！私はもうほとんどソウルレスだよ？
自分を抑えられなかったらどうすれば…！｣

私はサンズにナイフを押し返した

｢いいや、持ってろ
お前さんが 最後まで責任とれ
お花さんを守ってやれ｣

そう言って押し返された
責任…

…


｢よし、進むぞ｣

先頭を行くアンダインが合図して
私たちが動く

…この先は確か
前回フラウィーを追いかけていった時に通った道

嫌でも記憶が呼び起こされる
私は手に触れていたグリップを強く握りしめた

いざとなったら…これで…




｢やぁ、皆揃ってお出かけかな？
元気にしてたかい？｣


！！！！



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