集中攻撃過ぎる ページ4
Aside
『ぅあ、え、えと、あの、あの、ぁ…』
ダメ。無理。本当に無理。コミュ障なのに唐突に推しの前に引っ張り出されるとか本当に無理。こういうのはさ！！1週間前くらいにさ！！事前に言ってもらって、話す内容を決めて、それなりの覚悟を決めてすることだよ！こんな突発的にやっていい事じゃないよ！もう何考えても意味ないじゃん！終わったじゃん！
そう頭の中で抗議するも、時すでに遅し。今や目の前に推しが。
うわ、顔がいい。なんかいい匂いする。流石Ｎｏ．1ですね、完璧です。それじゃ、私はこれで。うんそんなコマンドねえや。ﾊﾊｯ、内なるミッキーもびっくりだコノヤロウ。コノヤロウて何だてめぇぶっ飛ばすぞ、
あぁもうダメだ脳内で自分が影分身し始めた終わった
そう。混乱している私は気づかない。後ろから続々と(そこにいるだけで)私の命を狙う刺客達が近づいて来ていることに。
甲「大丈夫ですか〜？すごい音しましたけど…」
加「どうされました？あと、そちらの方は…？」
剣「すげぇ声出てたけどね、大丈夫？」
＿＿人間ってさ、キャパシティつーものがあんだ。んでもってそれは人によって全く違うんだ。ありとあらゆる場面で試されるそれは、じっくり育てられていくべきものなんだ。
うん、つまりね、本当にね、
『は、ひ…』
人によって無理はさせちゃいけない。お兄さんとの約束。
▽A の 丸まる！
……しかし効果は無いようだ。
極限状態になると人は自分を守ろうと体を小さくする。これ体験談ね。たった今。
遥か上で驚きの声や身じろぎが感じられた。変な奴だと思われているだろう。でもそれでいい。それで終わってくれ。これ以上近づかず変なやつだ、と離れていって欲しい。情けなく、ぎゅうっと目を瞑って涙を堪えながらうずくまった。
マ「Aさん、ちょ、皆さんとりあえずお部屋に戻って！説明は後でしますから！」
慌てて駆けつけたのだろう、マネージャーの焦った声が聞こえる。すると前方にいた気配がぞろぞろと部屋に戻っていくのを感じた。
恐る恐る目を開けると、そこにはマネージャーが。心配そうにこちらを覗き込んでいる。わざわざしゃがんでもらって申し訳ない。本当に情けないところを見せてしまった。
マ「Aさん、大丈夫？」
『ぁ、な、なんとか…』
ぽんぽん、と背中を優しく撫でられ、安心していく。
すると、深刻な顔で口を開かれる。
マ「あのね、Aさん…」
マ「彼らとユニットを組んで欲しいの」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1892人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - とたとたさん» コメント失礼します。説明文と設定タグ部分をご本人様の名前含め、検索除けのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので早急の対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年10月9日 2時) (
レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
▽▲ - ほんっと好きです🥲✨推しと触れ合ってる感覚になれる、、、たすかります、、、すきです、、、 (2022年9月29日 21時) (レス) @page14 id: c8e1cacc72 (このIDを非表示/違反報告)
尹(プロフ) - 小説の説明のところのご本人様のお名前伏字にしてほしいです🥲 (2022年9月29日 0時) (レス) id: 8f05e73198 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - もんさん» コメントありがとうございます！！題名に追加させて頂きましたがどうでしょうか？🤔ご指摘ありがとうございます〜なにか気になる点があればまたお願い致します！ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - 春宮さん» コメントありがとうございます！！！とても励みになります〜ありがとうございます！！😭🙏✨ (2022年9月27日 19時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夏呼 | 作成日時：2022年9月25日 23時
