20曲目 ページ20
『ただいま〜って！おかあさん！？』
伊「おかえり」
母「おかえりなさい」
『なんで居んの！？』
伊「なんか俺っちとAに話があるって」
母「真剣な話なの。しっかりきいてくれる？」
伊「『うん』」
母「まずね,,,私の個性は無個性だって2人に言ってたでしょ？」
母「あれは嘘なの」
『え？』
母「本当の個性は“記憶”」
記憶っていう個性は
相手から記憶を奪う。
その記憶を貯めとくことが出来て、あとから戻すことも出来る。
『そうなんだ』
伊「ねぇ,,,話ってそれだけじゃないよな？」
母「これからが本題なの」
母「私たちとAは血が繋がってないの」
『え,,,』
伊「は？」
母「今まで黙っててごめんなさい,,,」
母は泣きながら語ってくれた。
私と母、兄は血が繋がってないこと。
私は6歳の時にこの家族に入ったこと。
その時の記憶は個性で奪ったこと。
『嘘,,,嘘だっ,,,！』
母「ごめんなさい,,,」
母「あなた達の昔の記憶。欲しければ思い出させようか,,,？」
『お願い。』
伊「俺っちは,,,いいや。」
母「じゃあAの記憶だけ戻すね。」
そして私は記憶を思い出した。
そこは孤児院。
そこには本当のお兄ちゃん,,,
でもどうしても名前は思い出せない
青っぽい色の髪の毛。
濃い赤色の目。
《お兄ちゃん,,,》
〈どうしたの？〉
《私たち離れ離れにならないよね？》
〈もちろん。離れたとしても僕がきっと迎えに行ってあげる。〉
〈僕の個性のせいでAにも友達ができない。。ごめんね,,,〉
《そんなことないよ！なんでも破壊できちゃうなんてかっこいいじゃん！》
そして,,,数ヶ月後
《やったね！お兄ちゃん！お家だよ！》
〈二人一緒だって！うれしいね〉
でもそこは地獄だった。
虐待をされて,,,
もう耐えきれなくなった私は
家を逃げ出した。
〈A。僕がアイツを止めるから逃げて。〉
《お兄ちゃんは！？》
〈大丈夫。すぐ行くよ〉
《でも,,,》
〈いつかぜっっったいにAを迎えに行くよ。だからいつまでも僕のこと待っててね〉
その先で私を助けてくれたのが
私の今のお母さん。
そして私は伊弉冉家に入ったのだった。
伊「A,,,？」
『私の記憶,,,本当のお兄ちゃん,,,』
母「今Aは混乱してるの,,,少しほっといて上げましょ？」
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菖蒲(プロフ) - 曲の歌詞は著作権に引っかかるような気がします。 (2019年12月16日 0時) (
レス) id: 74cd77a618 (このIDを非表示/違反報告)
カーノー - 二郎耳郎…！めっちゃ良いですね！絶対可愛い！ (2019年3月31日 19時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
あいる(プロフ) - 貴方様の作品が大好きです！ヒプマイコラボ最高です。実はジーニストのお話が大好きでそこから大ファンになりました。応援しながら続きを楽しみにしていますね！ (2019年3月19日 5時) (レス) id: e02a8b3859 (このIDを非表示/違反報告)
いえい - 魔天狼じゃないです麻天狼です (2019年3月14日 23時) (レス) id: dab8dcba5b (このIDを非表示/違反報告)
月下 - すごく面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月20日 19時) (レス) id: 0e3d8bd644 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miku | 作成日時：2019年2月17日 21時
