なぜかヒーローに囲まれる体質です《ベストジーニスト》 (ページ39)

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#37 会いたかった人。守れなかった人。ページ39

ジーニスト目線

現在の時刻は午後1時

同じ病院にAが入院していると聞いたがまだ動いては行けない。と言われているので会いに行けない

ホントはAに会いたい気持ちでいっぱいだ

“コンコン”

ｼﾞｰﾆｽﾄ「？はい」

誰だろう？

『ジーニストさん,,,』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「A,,,」

目の前に現れたのは

会いたくて

会いたくて

たまらなかった

Aがいた

『ジーニストさんごめんなさい,,,』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「なぜ謝ってるんだ？」

Aが今にも泣きだしそうな顔で

私に謝ってきた

『私が弱かったから,,,私が強くて攫われなければジーニストさん達が怪我しなくてよかったのに,,,』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「結果的には同じだろ？最終的にはオールフォーワンを捕まえに行くだろ？ただ、早いか遅いか。Aが居たかいないかの違いだ」

『っ！ありがとう,,,ございます』

まだ納得しきれない顔でAは呟いた

『でも,,,わたし怖かったんです,,,私のせいで大切な人が死んじゃうんじゃないかって…』

泣きながら,,,真剣な顔で語りかけるAのことを一生守りたいと思った

ｼﾞｰﾆｽﾄ「大丈夫だ,,,そうならない為にもこれからがんばろうな」

『はい！』

ふわりと笑う彼女はきっと誰よりも美しいだろう

『あのジーニストさん』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「なんだ？」

『私の話聞いてくれますか？』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「あぁ」

これでほかとの恋愛話とかだったら嫌だな

『年下って恋愛対象に入るんでしょうか,,,？』

あぁ

嫌だな

ほかの男の話なんてして欲しくない

ｼﾞｰﾆｽﾄ「入ると思うよ」

『っ！もし私がジーニストさんのこと好きって言ったらどうしますか？』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「え、？」

『私は,,,！ファンとかじゃなくて,,,1人の人間としてジーニストさんのことが好きなんです,,,大好きなんです,,,』

ｼﾞｰﾆｽﾄ「私もAのことが好きだ。一人の人間としてな」

ｼﾞｰﾆｽﾄ「愛してるよ。A。付き合おう」

『はいっ！』

目に涙が溜まったまま笑顔で返事をしてくれた。

あぁ

きみは本当に美しいな