わたしの家族 2 (ページ10)

今日:6 hit、昨日:12 hit、合計:77,631 hit

・ページ10

・

「ごほっ.........うぅ........ん.........

........A......？」

わたしに気づいたみたいでちょっと振り向いた涼ちゃん
動くのも辛そうで。
ゆっくりこっちを向いた

「ん、涼ちゃん、大丈夫、、、？」

背中を摩ったまま声をかける
ちょっと動くだけで、呼吸がさらに荒くなったのを感じる

1人で、頑張ったねって。

涼ちゃん..........いつから体調悪かったんだろう
夜、、、、？いつもと違った、、、？

わたしは、なんで気づけなかった、、？

いつも涼ちゃんが支えてくれるのが当たり前で
わたしは涼ちゃんに甘えていたのかもしれない

ここ数日の涼ちゃんは部活が忙しくて、朝練に始まり、放課後の練習、それに加えて、学校の課題、授業中も疲れきっていた

こんなに酷くなるまで気づいてあげられなかった.........

もしかしたら今日、学校にいた時から涼ちゃん、無理してたのかもしれない

今思えば、笑い方もいつもと違ったし、休み時間も机に伏せていた

辛くなったら言えっていつもわたしに言ってるじゃない

涼ちゃんだって.........言ってよ.....

今、わたしに出来ることは涼ちゃんの側にいること。

体調が悪い時1人じゃ心細い
だから涼ちゃんの支えになりたい。

このときはさっきから感じていた自分の不調なんて、もう頭の中になかった