わたしの家族 2 (ページ1)

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バスに乗ってページ1

A side

慧『ええ、無理だよ、そこをなんとか』

なにやら電話をしている慧ちゃん
お仕事のやつかな？

お休みの日なのに、大変だね

慧『お願い、高木ぃ』

高木『、、、俺が変われたら、変わるんだけど、先方がね、どうしてもって』

しゅんとした顔で電話を切った

なぜかって？

今日はわたしの定期検査の日だから。

いつも慧ちゃんと行ってるの

涼介「俺、行こっか？」

「え？？？」

涼介「今日空いてる」

「え？？わたし、涼ちゃんと行くの？」

慧「いい？涼ちゃん、ほんとごめんね

先方野郎め、ちょっと怒ってくるから
今日は大事な日なのにって」

「もう、慧ちゃん、暴言吐かないでよ？

それに、わたし、1人で行けるよ？」

慧「これが診察券、保険証、お薬手帳ね、あ、あとこれバス代、

ん～、これは特別ね、時間があったら美味しいもの食べておいで

涼ちゃん、頼んだよ」

涼介「ん、わかった」

「え？おふたりさ～ん、聞こえてる？」

慧「何かあったら、携帯に連絡して

飛んで来るから

ひかる先生には伝えとく」

涼介「了解」

「え？待って、涼ちゃんと行くの決まったの？」

涼介「A、うるさい

1人で行かせるわけないでしょ？」

.........たしかに、1人で行ったことはないけど

きっと2人とも、わたしが行く途中で苦しくなったり、道に迷ったり(？)するのを心配してるんだろう

涼介「大丈夫、涼ちゃんがついてる」

真面目な顔して、わたしの両手を握ってそう言うけど

..........そうじゃなくて、、笑