私とあいつ (ページ2)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:510 hit

彼と初対面ページ2

「친하게 지내자(チナゲチネジャ)！オレ任勇洙！ヨンスで良いんだぜ！」
「あ、うん…、分かった。私の方も好きなように呼んでいいから。…それとチナゲチネジャ？ってどう言う意味かな」 「韓国語でよろしくって意味なんだぜ！」
そっか、ヨンスは韓国の人だったんだ。
「そうなんだ、こちらこそよろしくね」

すると鐘がなり、いつの間にか休み時間になっていた。
次第にクラスのみんなが私のところに好奇心の眼差しを向けて集まってきた。

「チャオ〜⭐︎〇〇ちゃん♡
オレフェリシアーノ・ヴァルガス〜イタリアから来たんだ〜フェリでいいよ〜」
「おい抜け駆けするな馬鹿弟！…おっと見苦しいとこ見せちまった。オレはロマーノってんだ。なんかあったら声かけろよな」
「ぼ、ボク、マシュー・ウィリアムズ……。カナダから来たんだ…、えっボクが見えるの……！？」
「僕はロシアから来たイヴァン・ブラギンスキだよ、〇〇ちゃんって呼ぶね！……ふふっ新しいお友達が増えて嬉しいな(＾し＾) 」
じょ…情報量が多い！みんな色んなところから来てるんだ…。というか全員日本語上手すぎない？
クラスの子達と挨拶を交わし、気づけば授業も終わっていて昼休みになっていた。
「〇〇〜まだお前は来たばかりでぼっちだと思うから俺らと一緒にランチするんだぜ⭐︎⭐︎」

「いやその通りだけどなんかぐさっとくる」

私はヨンスに連れられ教室の外へ出て、学校の屋上へと向かった。
「あれ、教室で食べないんだね」
「俺たちいつも屋上で食べてるんだぜ⭐︎みんなクラスが別だからそこで食べた方が楽なんだぜ」

階段を登りヨンスがドアを開けると、春の日光がこちらを照らし爽やかな空の風が心地良く吹いていた。

「あ、やっと来た的な」
「ヨンス先に食べちゃってるヨ………えぇ、？！」
屋上で昼ごはんを食べていたヨンスの友達らしき男の子と女の子は、ヨンスと私を交互に見て眼を丸くさせる。
「こいつは〇〇！うちのクラスに来た転入生なんだぜ」
それを聞いて2人は「なーんだ」と言いたげな顔に変わった。
「いつのまにかガールフレンド作ってるなんて、ぶっちゃけヨンス珍しくやるじゃんって思っちゃった的な」
「そうそー、もし付き合ってたならその前に教えて欲しかったのにーって思っちゃったヨ」