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ライオン君をデスクに置き、仕事を再開した


「ふぁ〜…」

疲れたなぁ…


『石倉、明後日の読モオーディションのプログラムこれ全部やり直して』

「えっ…どこかおかしい所ありました?」

『動きに無駄がありすぎんの、オーディション参加者の移動も多すぎるし審査員の配慮もなってないとこが山ほどある。今すぐやり直して』

「わ、分かりました」


『ほんっと使えない…(ボソッ』

「…すいません」




私はギュッと拳を握り、頭を下げた






「ライオン君…私ダメダメだね…(笑)」


ポロッと出た涙を拭ってプログラムを作り直した












気が付けば21時


やっと仕事が終わった



『ねぇ今日飲み行こうよ!』

『いいね!いつもの居酒屋行こっか〜』



「居酒屋…」


飲みになんて1度も誘われたことないや


「ライオン君帰ろっか」

私はライオン君を優しくカバンに入れ、家へ帰った





ガチャ


「ただいま〜お腹空いた…」


私はライオン君を取り出し棚に置いた

「今日はなに作ろうかなぁ」


冷蔵庫を開けると、お茶と調味料しか入ってなかった


「あ〜…私バカだ。昨日買い物したと思い込んでた…こりゃ末期だな」


この歳で社畜と化してるもんな…

そりゃ疲れるわ



私は砂時計をひっくり返した

ボンッと大きな音と煙の中から出てきたライオン君に思いきり抱きついた


ダ「…今日もお疲れさんやね、よく頑張った」

「うぅ〜…(泣)なんで私ばっかりこんな思いしなきゃなんだよぉ…」


ライオン君は私の頭を撫でながら、ギュッと包んでくれた




しばらくすると

ダ「座っとってええよ、ご飯俺がなんとかするから」

と、私を座らせてライオン君は立ち上がった



「待っ…て」

ダ「ん?」

「行かないで…ダイキ」

ダ「んも〜…そんな風に甘えられたらどこも行けんくなるやん〜」

「ウグッ…」

また戻ってきて私にど突く勢いで抱きしめてきた


ダ「でも!ご飯は食べなあかん」

「食べれる気分じゃない」

ダ「ダメです〜」

「それに何にもないし」

ダ「俺はそこの戸棚にカップ麺があることを知っています」

「なぜに」

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杏珠(プロフ) - あぁぁありがとうございます(><)喜んでいただけて私も幸せです!今後ともよろしくお願いします! (2019年10月14日 14時) (レス) id: 5488eaff81 (このIDを非表示/違反報告)
A - 返事嬉しいです!ありがとうございます!お話本当に可愛すぎです!!昨日はどちらの作品も更新されてて思わず喜んじゃいました笑笑それぐらい楽しみにしてます笑!! (2019年10月14日 14時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)
杏珠(プロフ) - Aさん» どちらも読んでいただき凄く嬉しいです!!ありがとうございます!o(>∀<*)o更新頑張ります! (2019年10月13日 17時) (レス) id: 5488eaff81 (このIDを非表示/違反報告)
A - 杏珠さん!!パラドックスもとっても面白いですが!砂時計本当にめっっっちゃ面白いです!!!続きがとっても楽しみです!大変だと思いますが更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年10月13日 17時) (レス) id: fe81496d1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏珠 | 作成日時:2019年9月20日 18時

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