砂時計【赤】

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ダ「とりあえずなんでもええからさせてぇ〜」

「う…じゃあ握手」

ダ「はい握手」


ライオン君の左手をキュッと握ると




「あったかい…」


手に触れてるだけなのにすごい疲れが取れてる感じする

なんで…？



ダ「すごいなんで？って顔しとるな〜ww」

「か、顔に出やすいタイプなので…」

ダ「これも魔法や、俺に触れるとリラックス出来るようになってんねん」


あぁなるほど…だからみんな抱きしめてもらったりしてリラックスしてるってことなのか




「すご…ジャニーさんってなに者…」

ダ「裁縫好きのおじいちゃん」

「それって言っても大丈夫な感じ？」

ダ「いやあかん、本人の前で言うたら激おこや。「僕は魔法使い!!」ってキレる」

「そうだよね…」






「よし、今日はもう早く寝よ」

ダ「明日仕事なんか〜」

「毎日仕事だよ」

ダ「えぇ〜！家におらんの!?」

「そりゃね」

ダ「えー！俺も仕事場行く！」

「じゃあカバンにぶら下げていい？」

ダ「それは嫌、首締まる」

「ぬいぐるみなのに？」

ダ「ぬいぐるみの姿でも目見えるし耳聴こえるし心臓動いてるんですー」

「まじか…」

ダ「まじや」

「じゃあカバンの中でいい？会社着いたらデスクに置くからさ」

ダ「砂時計も持ってってな！」

「え、なんで」

ダ「いつでも癒せるようにや！」

「いやいやいや、会社で癒さなくていいから！」

ダ「嫌なことがあったらどーすんねん！」

「今まで耐えてきたから大丈夫です!!」

ダ「溜め込むんは良くないでー？」

「家に帰ってきたらでいいから砂時計は持っていきません」

ダ「ちぇー」

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