砂時計【赤】

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日曜日



「んん…ん!?」


ベッド横の目覚まし時計を見ると午前10時


「やっっばい遅刻だ!!」





私は飛び起きて、奈子に連絡を入れて準備を始めた



化粧をババっとやって用意していた服に着替え、ダイキを持って家を出た




待ち合わせ場所の近くに来て、人目のつかないところでダイキを人間にした



「ダイキ、上手くやってよね…」

ダ「任せんさい!」


ダイキは私の手を引いて走って奈子たちの元に行った





奈「あ、やっと来たー！んもー遅いよ！」

「ご、ごめ…寝坊しちゃって」

奈「1時間遅刻とかありえないから！気をつけてよね、映画の時間だってあるんだから」

ダ「堪忍…」




奈「あ、紹介するね、私の彼氏の海人！」

海「よろしくお願いします」

「初めまして…」


奈「じゃ、映画館行こっか！」

「うん」







・







「…待って、ホラー映画とか聞いてないんだけど」


奈「だって言ってないもん」

「やだぁぁぁホラー無理ぃぃぃぃ」

奈「そう言うと思ったから今の今まで言わなかったの」

「無理無理！私帰る!!」

奈「はいー？1時間も待たせといて？」

「うっ…」

ダ「ホラー苦手なんや美帆」

「嫌…無理、しかもこれ話題のめっちゃ怖いやつじゃん」

奈「R15レベルだからね」

「私14歳だから無理だわ〜」

奈「つまんない冗談はいいからチケット買うよ」

「ちょ待って…私だけプリキ〇アってのは？時間も同じくらいだしさ！」

奈「はい、チケット」

「いやぁぁぁぁ」


ダ「ほら行くで」

「うわぁぁぁぁぁ」

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