シオン ページ24
・
急にスカートの裾を掴まれ、
二人は驚いていたけど、
何かを察した奨くんは、
お礼は今度でいいから帰る、と、
いった。
「汐恩さ、なんていうか不器用なんだと思う」
「はぁ、」
「だけど、本当に凛子ちゃんのこと好きだよ、汐恩は」
「え？」
聞こえる二人の声。
奨くんは俺が寝ていることをいいことに、
俺の恥ずかしいところを
どんどん暴露していく。
「デートってさ、どうやって誘うの？とか」
「え？」
「中学生みたいでしょ？」
「そうですね」
「昨日なんて珍しく俺に電話してきたんだよ？」
「なんて？」
「凛子ちゃんと別れることになるかも、どうしようって」
「別れたくない、って言ってた」
「そうですか」
「凛子ちゃんは汐恩のことどう思ってるの？」
「それは、」
Aは、奨くんの質問に
答えてはくれなかった。
「凛子ちゃんも汐恩もそうだけど、
自分の気持ちはちゃんと言葉にしないと
相手に伝わないよ」
奨くんはそれだけ言って、
帰って行った様子。
しばらくした後、
俺の手が、
Aの柔らかい手に包み込まれて、
そのままAも俺も
眠りに落ちた。
・
続く
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！(プロフ) - ゆんこさん» 書きながら私も同じ気持ちです！伝わって嬉しいです！ (10月28日 17時) (
レス) id: 2f17611d1f (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - エレナ・マルフォイさん» ありがとうございます！ (10月28日 17時) (レス) id: 2f17611d1f (このIDを非表示/違反報告)
エレナ・マルフォイ(プロフ) - 続き楽しみです！よろしくお願いします (10月27日 0時) (レス) @page20 id: ea52aed34f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ(プロフ) - 2人が自分の気持ち言ったシーン感動しました！ (10月19日 10時) (レス) id: 56986b75a4 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - ささん» ありがとうございます！がんばります！ (10月14日 21時) (レス) @page12 id: c0f702f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！ | 作成日時：2023年10月11日 7時
