シオン ページ17
．
一目惚れだった。
俺の働くコンビニに
朝8時になると、
必ず水と、カロリーメイトと
チョコを買っていく
女性のお客さん。
幼い顔をして、
高いヒールを履いて、
俺よりも大人っぽく見えて
眩しかった。
すぐに
バイト先の先輩の奨くんに、
一目惚れしたかも、と、
相談したら、
その話をうっかり
同僚のスタッフの女の子が聞いていた。
私が、キューピットになってあげる、と、
言われて、
嫌な予感しかしなかったけど、
結果うまく行った。
「この子イケメンなのに、ずぅーっと彼女いないんですよ？」
「へぇ、モテそうなのにね？」
「お姉さん、この子の彼女になってあげてくださいよぉ」
「えぇ？」
「本気ですからね！」
困った顔をしたその女性は、
流れるようにお会計をしながら、
「いいんじゃない？」と言った。
彼女はレシートの裏に、
LINEのIDを書いて
逃げるように帰って行った。
「え、まじか」
「ほらぁ、言ってみるもんじゃん！」
ドヤ顔をする同期に、
うるせぇ、と、
言ってしまったけど、
今でもあの時のことを
感謝している。
・
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！(プロフ) - ゆんこさん» 書きながら私も同じ気持ちです！伝わって嬉しいです！ (10月28日 17時) (
レス) id: 2f17611d1f (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - エレナ・マルフォイさん» ありがとうございます！ (10月28日 17時) (レス) id: 2f17611d1f (このIDを非表示/違反報告)
エレナ・マルフォイ(プロフ) - 続き楽しみです！よろしくお願いします (10月27日 0時) (レス) @page20 id: ea52aed34f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ(プロフ) - 2人が自分の気持ち言ったシーン感動しました！ (10月19日 10時) (レス) id: 56986b75a4 (このIDを非表示/違反報告)
！(プロフ) - ささん» ありがとうございます！がんばります！ (10月14日 21時) (レス) @page12 id: c0f702f2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！ | 作成日時：2023年10月11日 7時
