Symphony11【病系】【短編集】

140_いつまでも子供じゃない［桃×橙］* ページ17

リクエストありがとうございました🙌🏻
▶︎喘息(兄弟パロ)
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桃side









「 、げほっけほ、、 」


昔っから付き合っている喘息

季節の変わり目はやっぱり発症しちゃうことが多くて、息苦しさで目を覚ますこともしばしば


仕事があるから、今寝ないと徹夜で仕事に行くことになるのに息苦しさは夜に増して寝させてくれない




もう寝れないし、横になってるのも辛くてある程度咳が落ち着いたところでリビングに降りる

俺と弟のジェルと2人暮らしの家、夜中のリビングには電気が着いていた



「 ぁれさっちゃん、起きとったん？ 」


誰かと楽しそうに電話していたジェル。どうせ彼女とかだろう



「 ん、水だけ 」

「 そぅ 」

「 はよ寝なよ 」

「 わーってるー 」


ジェルを邪魔しないように、水とこっそり薬も流し込んで部屋に戻った




.




「 けほっけほっ、げほっ、、ﾝﾝ゛ 」



寝れん


気絶するように夢に落ちたと思えば、直ぐに咳で起こされる







「 …はぁ、こほっ、ｺﾞﾎｯｺﾞﾎ… 」


そんな状態のまま気がついたら朝日が昇っていて、溜息を零しつつベッドから起き上がる




「 けほっけほ、ﾋｭｰ、、 」


息が苦しい

それでも休む訳にもいかなくて、気合いだけで体を動かしてスーツを着て朝飯も食べず家を出た








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