Symphony４【病系】【短編集】

54_イチバン【水×桃】* ページ41

リクエストありがとうございました😶‍🌫️

▶︎体調不良
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桃side










「 おはよ！ 」

「 うぃおはよ 」


こうやって2人で出かけるなんていつぶりだろうか

もう覚えてもないくらい久しぶりな感じがするな




ころんと2人で遊びに行く

普通に買い物に回って、ご飯食べて解散って感じだけど少し懐かしいこの雰囲気に2人とも少しぎこちないのもなんかいい







「 ころんこれは？いいやん 」

「 えぇ？w それほんとに言ってる？僕絶対似合わんやん 」


どちらかと言えば莉犬が着てそうなトゲトゲが着いたTシャツを持って彼に当ててみる



「 いやw 似合ってるよw いいじゃん。新しいころんって感じで 」

「 いやいや笑ってるやんw 僕らしくていいんよ 」


今日の名目は一応お話会で着る服を買おう！となっていて何となくウィンドショッピングを続けてみる




「 あのセットアップとかさとみくん着てなかった？ 」

「 あぁ似たの持ってるわw 」

「 やっぱり。僕セットアップにしようかな 」

「 いやいやw それこそイメージ無いわ 」

「 大人なころん、どう？ 」

「 んーー、、なし 」

「 はぁ！？なんでだよ！w 」


洋服を体に当てて、2人で鏡を覗く

散々服を物色したくせにいいものに巡り合えなくて、結局何も買わずに服屋を出た






「 、ちょ僕トイレ行きたい 」

「 いってき？ 」


服屋を出た瞬間そう言い出したころんは、トイレに吸い込まれるように消えていった

なかなか帰ってこないな〜と思いながらスマホ片手に待つ


何の連絡もないし、本当に遅くね？とトイレに見に行こうとしたところでころんは真っ白な顔をして出てきた





「 、大丈夫？ 」

「 ぇ、なにが？w 」

「 いや長かったから 」

「 大丈夫だよw 」

「 、そぅ……、じゃあそろそろ飯食い行く？ 」

「 あぁごはん、ぅんそうね 」

「 なにw 腹減ってねーの？ 」

「 いゃ、！w お腹空いた 」


なんだか嘘くさいころんのその言い方とは思いながらも、特に気にすることなくタクシーに乗り込んだ

その少しの違和感が確信に変わったのは、タクシーの中でだった








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