生きる 2【stpr】

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桃side













「長旅お疲れ様です」



すごく久しぶりに会ったように感じる先生






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桃「…先生、、俺、決めましたよ」





いつもの病院に到着して



熱が出てたからって点滴打って






わざわざ俺の病室まで来てくれた先生に言う









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「そうですか…」


桃「…、」





少し悔しそうで、悲しそうな顔をした先生







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「メンバーの皆さんには？」


桃「明日、伝えます」





俺は、大きな決断をした










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次の日、メンバー6人が来てくれることになってて




この決断を伝えなきゃ




俺だけの問題じゃないから












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もう見なれたこの光景


俺を囲んで5人が楽しそうに笑ってる










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桃「みんな、、ちょっと話しがあって……、」


黄「…ん？」


橙「どしたん？」






桃「俺さ、退院することにした……」


水「え！良かったじゃん！大丈夫なの？」






この言葉で嬉しそうな人と悲しそうな人



悲しそうななーくんとジェルは多分この意味がわかってるんだろうな








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橙「…諦めんの？さとちゃん、、」


桃「……、え？w」


紫「ジェルくん、、ダメ…」




今にも泣き出しそうな顔をして俺を見るジェル



信号機組はそんな俺らを見ながらぽかんとしている








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紫「本当にいいの、？」


水「え、待って待って。どういうこと？」


橙「治療辞めるってこと」


赤「…それって、」








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そうだよ、みんな



俺はもういなくなるんだ









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桃「…、最後ぐらい…、、みんなでさ…6人で……、居たい………、

俺のわがまま……、ダメ？かな……、、ﾊﾊ」






ころんの大きい目から涙が1粒落ちる







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紫「…さとちゃん、」


黄「、、」







みんな、戸惑った表情をしていた









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俺も悩んだけど





ずっとこんな所にいて無理に足掻くくらいなら





メンバーと一緒に楽しいことして





笑って終わりたいんだ











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完全に俺のワガママ










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最期のワガママ＿＿＿＿












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