生きる 2【stpr】

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赤side














今日1日、さとみくんに感じる



いつもと違う雰囲気







それは言葉にとても表わしずらくて難しい








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ライブが始まるとその雰囲気はどんどん大きくなっていく




スターのオーラなのか



リスナーさんを楽しませようとしている気持ちの強さなのか








ステージに立っているさとみくんは




いつもよりも何倍も何十倍も輝いて見えて



アイドルだった









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舞台裏は



いつも異常に慌ただしかった








珍しくるぅとくんも軽い熱中症みたいになっちゃって



スタッフさんが大勢るぅとくんの周りにいる






着替えを手伝って、水分を取らせて、汗を拭いて、氷嚢を渡して



短い時間でやることはいっぱいだ








俺とるぅとくんのパート



袖際まで支えて行って





赤「るぅちゃん、笑える？」


黄「任せて」




にこって笑った顔で、俺より元気にステージに飛び出していった




るぅちゃんは大丈夫だ









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るぅりーぬパートが終わって、そのままMC



なんだけど、メンバーが出てくるのにさとみくんは出てこなかった







俺とるぅとくんは着替えるために裏に戻る







赤「さとみくんは？」



スタッフさんに聞くと「ドクターの元です」とだけ教えてくれた








着替えを済ませて、本当は直ぐにステージに上がるんだけど



さとみくんの元に向かう





ベットの上に座り、苦しそうに息をしていた







桃「……あ、っ、、莉犬…ﾊｧ」



手招きされさとみくんの近くに行く






桃「なーくんに、10分って伝えて……、」



意味が分からなかったけど


スタッフさんに名前を呼ばれて


俺はるぅとくんとステージに戻った








とりあえずなーくんに耳打ちで伝える


なーくんは深く頷いて、そのままMCを続けた







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MCの時間は大体いつも決まってる


でも今日は、体感いつもより長い




なーくんが締めに行かないからだ





ころジェルは多分気づきながらも気付かないふりをして笑顔を振りまいてる



目が合ったるぅとくんは自分の体調のことで精一杯って感じだった







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「さとみくんスタンバイOKです」


イヤモニからスタッフさんの声が聞こえてきた



するとなーくんは直ぐにMCを締め、次の曲に移った






さとみくんが言ってた「10分」ってこの事だったんだ



















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