生きる 2【stpr】

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赤side













6人での会議の日



事務所に集まる










紫「よし、始めてこっか」




なーくんが椅子に座って


空気が締まる






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紫「まず最初に、まだ公表はしないんだけど決まったのでこれだけ」





なんだろう



キリッとした声でなーくんは俺らを見回す








紫「……、東京ドーム公演が決まりましたァ！！」


赤「えぇっ！！！」


水「え！え！ほんとに！？？！やったぁ！」


桃「やったぁ、、、！」






みんな椅子から立ち上がってハイタッチして



喜びを分かち合う








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紫「来年の春」







来年の春



空気が少しピリッとして



みんなの目がさとみくんに集まる








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桃「ﾍﾍｯ､そんな見てくる？‪w」


紫「俺は信じてるから。だからこの日程に決めた

それだけ。ただそれだけだから」


桃「…正直どうなるかなんて分かんない

けど努力はするよ」







30歳まで生きられない



みんな知ってるから





30歳になったさとみくんじゃなきゃ迎えられない



ドームライブという夢の舞台








赤「絶対、成功させようね」



隣に座るさとみくんの手を握る








桃「うん。」




未来に向けての第一歩




生きる理由があるってそれだけで強いよ









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桃「俺からもいい？」


紫「うん、」


桃「少しずつ薬の効き目が薄くなってきてるんだよね

だから、これから前みたいに色々迷惑かけるかも」


橙「迷惑なんかじゃないで」


桃「…、体にどんどん変化が起きていくのも

また今のこの恵まれた生活から離れるのも怖い、、」


水「大丈夫だよ。僕らいるじゃん」







よく言ったころんってわぁって場が盛り上がって




メンバーひとりひとりの偉大さを感じる








俺はこの握ったさとみくんの白い手を





絶対に離さないからね


















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