Symphony【病系】【短編集】

01_頑張っている証拠だよ【橙×黄】 ページ2

▶︎怪我

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橙side









時間は無限じゃないし、努力は必ずしも報われるとは限らない



俺たちのしていることがどれだけの人に伝わっているかなんて分からない

けどもし少しでも伝わっているなら、その一瞬を輝くための努力は怠りたくない





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「 はい、じゃあ今日はここまで 」


すぐ先に迫った5人でのLIVE

振付師さんがわざわざ踊りを作って下さった大切な曲を今日は覚える日で、メンバー全員が真剣な顔をして振付師さんに食らいつく

そんな数時間があっという間に終わり、振付師さんのその言葉に全員が床に項垂れた





桃「 あぁﾞ疲れたぁ…！ 」


隣で床に歌膝を着いて座ったさとちゃんは、汗を拭きながら天井を見上げる



橙「 ホンマに。今日は結構やったな、 」


俺もその隣にあぐらをかいて座った




赤「 俺たちちょっと残って練習して帰るけど2人はどうする？ 」


まだまだ元気そうな莉犬とるぅとが俺たちにそう声をかけてきた





桃「 そんなの、、やるっしょ！ 」


俺もさとちゃんと同じ気持ちだった

やっぱりできる努力はしとかんと


観に来てくれるリスナーの人達にかっこいい姿見せたいやん？






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スタッフさんと話していたころんも合流して、5人で振り付けの確認を始めた



黄「 そう、ここをこっちです 」

水「 タンタンってやってピーンだよ 」


なんでも器用にこなするぅちゃんと、意外にダンスの覚えが早いころんが教えてくれながら楽しく練習をする





黄「 それで、はい、移動〜 」


るぅちゃんの手拍子に合わせて、フォーメーションチェンジ








橙( ……いった、 )


その時に、突然足がもつれて転びそうになってしまった




黄「 、ジェルくん大丈夫ですか？ 」

橙「 ぁ、うんうん！大丈夫、大丈夫…w 」




ちょっと足捻ったけど…

そんなことで休んでられない。と、俺は何も言わずに練習を続けた




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