ほっとらて【短編集】

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橙side








この前メンバーでランチを食べた日、さとちゃんに聞かれた


「 Aさんのことどう思ってんの 」って

「 妹みたいな？ 」って答えたらみんな呆れた顔して

「 そんな関係成り立たねーよ 」って断言された




桃「 何 “みたいな” って 」

橙「 いや…… 」

桃「 好きなら好きでいいだろ 」

橙「 そうやけどさ 」



聞いてしまったんだ

Aちゃんが、俺の事で少し揉めてるのを


俺のこの自分勝手な気持ち押し付けちゃったから

自分の立場は分かっているつもりなのに



素直に好きと言えなくなった

言ったら彼女は今の仕事を続けられないと思ったから








水「 ちゃんと言ってあげないと、彼女可哀想だよ 」


帰り際、タクシーが一緒だったころんに言われた言葉が凄く胸に響いた







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橙「 …髪切ったよね。すごい似合ってる 」

「 あ、そうです！気づいてくれました？ 」

橙「 うん。流石にわかるよ 」



ホットカフェラテを何度もフーフーして飲むのも、砂糖とミルク多めなのも全部可愛いよ






橙「 ねぇ、Aちゃんはさ俺の事どう思ってんの？ 」

「 え？ 」


彼女が驚いた表情で俺を見る




少し間を開けて、考えて、その後スカッとするような笑顔で


「 お兄ちゃんですね！ 」と、彼女は言った






あぁ、これは全部俺が行けない


彼女はその道を選択したんだ






橙「 ん、そっか。 」

「 ……好きですよ、ちゃんと。でも私は今の自分の仕事も大好きなんです 」

橙「 うん。分かってるよ 」



以前聞かれた時、ちゃんと好きだと答えていたら

未来はどう変わったのだろうか







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カフェを出て、オフィスに戻る時に見つけた移動販売の花屋さん




橙「 あ、待っててちょっと 」




花屋さんでお花を一輪買って彼女にプレゼントした



「 これなんて言うお花ですか？ 」

橙「 ピンクのコチョウラン 」

「 へぇ、可愛い！ありがとうございます 」






花言葉はそう

「 あなたを愛しています 」






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ピンクの胡蝶蘭【橙】−fin.



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文字数の関係上最後に失礼します

テーマ▶︎株式会社STPRで働く女性
リクエストありがとうございました(//∇//)


下書き消えてて萎えた……( ˙-˙ )

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