ほっとここあ【短編集】

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今日言わなきゃ後悔すると思った


お店を出て、2人で肩を並べて歩く





『 あの… 』

「 ん？ 」

『 あの日言ったこと… 』

「 私は本当にそう思ったから言ったんやで。るぅとくんめっちゃタイプ 」

『 ……、僕もです…！お姉さんのこと好きです 』




「 ふふっ、嬉しい 」


足を止めた僕の少し前を歩いていたお姉さんは振り返って、にこって笑った







「 でも、ごめんな。私アイドルとは付き合えへん 」

『 アイドルって… 』

「 私よりるぅとくんのこと好きな人いっぱい居るやろ？それに、私よりるぅとくんのこと詳しい人もいっぱい居る。
そんな中で、ただジェルの姉ちゃんってだけの私が君を独占することなんて出来ひんよ 」

『 僕は、お姉さんしか見てないのに…ですか？ 』

「 うーん。そうやな 」




やっぱりこの人は向日葵みたいな人だ


真っ直ぐ咲いて、輝いて、僕を照らしてくれた









『 ……、そうですか 』

「 、それにジェルにも迷惑かけちゃうしな 」

『 …、じゃあ！じゃあこの気持ちはどうすればいいですか？ 』

「 そうやなぁ…、今度ライブ行くからさ見つけてファンサしてや！お得意の投げキッスとかちょうだい 」

『 いっぱいあげます。なんなら今でも出来ますよ 』

「 いや、今はダメ 」

『 寂しいです 』

「 ふふ、まだ子供やなるぅとくんは 」




「 私、るぅとくん推しやから。もっともっと大きくなって、その時にまだ私の事好きでいてくれるなら迎えに来て
王子なんやろ？本物の王子みたいにな。 」

『 …、絶対行きます。待っててください 』

「 楽しみにしてるわ 」







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お姉さんが大阪に帰る日、僕は駅にいた


1本の向日葵を持って







「 ありがとう 」


出会った時から変わらない笑顔を忘れないように









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大阪でのライブ、黄色のペンライトを振るお姉さんを見つけて、思いっきり投げキッスをした




隣でジェルくんは、笑ってた








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向日葵【黄】−fin.



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リクエストありがとうございました

なんか、書いてくうちにごちゃごちゃしちゃった…🥲

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