強がりなキミと寂しがり屋のボク【黄】 ページ33
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「「 かんぱーい！ 」」
大学のサークルの仲間たちでやってきた海の近くのコテージ
昼間はバーベキューをして、夜はそのまま飲み会
いかにも大学生らしいな、なんて少しだけ誇らしく思ったりして
『 あ、Aちゃん手伝うよ 』
盛り上がってるメンバーたちを横目にいまいちそのノリに着いていけない私は、キッチンにいた
使った食器を洗って、ゴミを分別して…
本当は、あの人たちみたいにはっちゃけてみたい
けど、なんだか恥ずかしくて…
あのノリに無理して着いていくくらいだったら、こうしている方が楽かもしれないなんて
本心押し殺して誰のためにもならないのに勝手に強がってる
「 あ、るぅとくん 」
キッチンに1人居た私に気がついたのか同級生のるぅとくんがわざわざ来てくれた
『 楽しめてる？ 』
「 うん、楽しいよ。こうやってみんなで出かけるのは初めてだし 」
『 ん、そっか。Aちゃんはお酒苦手？ 』
「 苦手じゃないけど…あぁやってゲームするノリは少し苦手かな… 」
『 そっか、じゃあさ 』
テキパキと動く私の腕を掴まれ、グイッとるぅとくんの体の方に引っ張られる
『 ここ、2人で抜け出しちゃおっか 』
耳元でそう囁かれて、腕は離された
「 …え、 」
『 夜の海、少し散歩行かない？ 』
「 ……いいけど 」
『 よぉし、じゃあ行こーう！ 』
私の腕をまた掴んで、スタスタと歩いていく
「 るぅと、どこ行くの？ 」
『 ちょっと酔っちゃったから散歩！すぐ帰ってくる 』
「 おーう、気をつけろよ！ 」
私たち2人がこうして外に出ようとしてるのに、他の人たちは私たちに見向きもせずゲームで盛り上がっている
『 暗いから気をつけてね 』
彼が携帯のライトで足元を照らしてくれて、階段をおりる
足元の感触と波の音で、海がすぐそこにあることがわかった
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うみぶどう - 初コメ失礼します!🙌らふのすけさんの小説ずっと読んでるんですけど、毎回毎回とても素敵なストーリーで、ﾄﾞｷﾄﾞｷｨとﾜｸﾜｸｩが、もうヤバいです🥲これからも頑張ってください!! (2022年8月5日 21時) (
レス) id: ecd258f0aa (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ヒアヤさん» ヒアヤさん！何度もコメント本当にありがとうございます☺️うるっとなんて最高の褒め言葉ありがとうございます！これからもよろしくお願いします٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月6日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - たこ天さん» たこ天さん！コメントありがとうございます😌うわぁそう言っていただけるの凄く嬉しいです。これからもよろしくお願いします( ¨̮ ) (2022年6月6日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒアヤ - 次回も楽しみにしています！頑張ってください! (2022年6月6日 7時) (レス) id: 21aa03ab93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒアヤ - お知らせ把握です!とりあえずジェルくんがふんわりしてて優しい感じで好きでs((( もう…あの6周年のやつでうるっときちゃいましてwらふのすけさんはライブ行かれたんですね！私もいつか行ってみたいです…そんなことはさておき、今回も最高でした！ (2022年6月6日 7時) (レス) @page46 id: 21aa03ab93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らふのすけ | 作成日時：2022年5月9日 22時
