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「 ただいま 」
『 … 』
怒ってる
帰るって言ってた時間より1時間も遅れてしまった
『 何してたの 』
「 話が盛り上がっちゃって…、ごめんなさい 」
『 危ないじゃん。こんな時間まで 』
「 まだ9時だよ… 」
『 8時には帰るって言ってたよね 』
「 これ、買ってきたの。食べたいって言ってたよね? 」
『 誰と買いに行ったの? 』
「 え?1人だよ 」
『 ここ1人1個までの所だよね。それに並ぶし、1人じゃ2人分買えないでしょ 』
「 …… 」
『 ねぇ、誰と言ったの?俺が知ってる人? 』
ゆっくりと彼が迫ってきて、追い詰められるようにベットの上に倒れた
彼が私の上に馬乗りになる
目に光が点ってなくて、怖い
『 答えられないの? 』
「 ねぇ、…怖いよ莉犬くん 」
『 へぇ…言えない人と行ったんだね。そうなんだ 』
彼が右手を高らかに上げ、目を瞑ると左頬に痛みが走る
『 あぁ…ごめん。でも心配でさ……。怒らないから、正直に言ってみな 』
声のトーンは優しくて、そう言いながら私の髪を撫でるんだけど
怖くて仕方がない
『 Aちゃんはさ、俺の言う通りにしておけばいいんだよ… 』
「 ねぇ、莉犬くん……莉犬くん病院行こ? 」
『 病院?w 何のために? 』
ベットの横の棚から、手錠を出し、ベットの柵と手首を繋げられた
部屋を出ていった彼が少しして戻ってくる
『 よし、寝よっか。明日も早いしね 』
「 …莉犬くん……、 」
『 綺麗だねAちゃん。どうしたの泣いたの? 』
「 ……、泣いてないよ 」
私の涙を拭って、おでこにキスを1つ落とされる
「 莉犬くんは私の事…好き? 」
『 好きだよ、大好き 』
「 それはさ…、人として? 」
『 え?w 何その質問。そうに決まってんじゃん 』
「 そっか…… 」
『 んふふ、可愛いね。Aちゃんは俺のこと好き? 』
「 …好きだよ、勿論 」
そう言わなきゃ殴られる気がして、好きと答える
好きってなんなんだろう
そんなものもう分からないけど、私は多分まだ莉犬くんとは離れられない
『 んふふ、嬉しい…すっごく嬉しい 』
好きって言うだけで、耳を真っ赤にして嬉しがってくれる
そんな貴方が隣にいてくれるから
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赤い屋根の大きなお家【赤】−fin.
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人形性愛=自分の思い通りの女性になって欲しい。ちょっと怖いぐらいの束縛
って意味で書いてみました🤨
強がりなキミと寂しがり屋のボク【黄】→←赤い屋根の大きなお家【赤】**
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うみぶどう - 初コメ失礼します!🙌らふのすけさんの小説ずっと読んでるんですけど、毎回毎回とても素敵なストーリーで、ドキドキィとワクワクゥが、もうヤバいです🥲これからも頑張ってください!! (2022年8月5日 21時) (レス) id: ecd258f0aa (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - ヒアヤさん» ヒアヤさん!何度もコメント本当にありがとうございます☺️うるっとなんて最高の褒め言葉ありがとうございます!これからもよろしくお願いします٩(ˊᗜˋ*)و (2022年6月6日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - たこ天さん» たこ天さん!コメントありがとうございます😌うわぁそう言っていただけるの凄く嬉しいです。これからもよろしくお願いします( ¨̮ ) (2022年6月6日 19時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒアヤ - 次回も楽しみにしています!頑張ってください! (2022年6月6日 7時) (レス) id: 21aa03ab93 (このIDを非表示/違反報告)
ヒアヤ - お知らせ把握です!とりあえずジェルくんがふんわりしてて優しい感じで好きでs((( もう…あの6周年のやつでうるっときちゃいましてwらふのすけさんはライブ行かれたんですね!私もいつか行ってみたいです…そんなことはさておき、今回も最高でした! (2022年6月6日 7時) (レス) @page46 id: 21aa03ab93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2022年5月9日 22時