ほっとここあ【短編集】

お姉さん【黄】* ページ2

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『 お姉さん、僕にナニして欲しいの？ 』


ベットの上に彼と2人





細身の体とは裏腹に、ハッキリと血管の浮き出た男らしい腕


爽やかな声と彫りの深い顔



彼は、横にいる私をまっすぐ見てニヤニヤしてる








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「 るぅとくんが…したいこと……かな 」

『 ……、え、じゃあさ 』



ぐぐっと今にもキスが出来そうなくらいの近さまで距離を詰めてきたるぅとくん








『 たっくさんぎゅーして欲しいな 』



何この可愛い子


恥ずかしそうに、私から目線を外し頬を赤めた










「 ふふ、かわい 」

『 可愛いって言わないでください！ 』


プクッと頬を膨らませて、怒ったのか私に背中を向けてしまった







「 あー、ごめんごめん。ほらぎゅー 」


彼を背中から抱き締める




るぅとくんは自分のお腹に回された私の腕をしっかり掴んだ









『 ぎゅーのあとは？ 』

「 え、後って？ 」

『 分かってるくせに 』


私の方をまた向いた彼は、私の額にキスをひとつ






『 あれ、ほっぺ赤くなってますよ？可愛いですねAさん 』

「 ち、違うよ…これは、 」


そんなかっこいい顔で見られたら誰でも照れるって







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「 てか、タメ口でいいって言ってるじゃん。私たち…もう付き合ってるんだから…… 」

『 え、今の可愛い。もう1回言ってください！ 』

「 …やだよ 」

『 言ってくださいー！ 』

「 いや！ 」




彼が私のことをこれでもかと強く抱き締めながら駄々をこねるように体を横にゆらゆらさせる







「 んむぅ…息できない 」

『 ははっ、お姉さん可愛いね。その顔僕にしか見せちゃダメですよ？ 』



そう言って今度は唇を重ねた













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『 Aさん、僕の言うこと真似して下さいね？行くよ、いちご 』

「 ん？いちご 」

『 るぅと 』

「 るぅと 」

『 大好き！ 』

「 …大好き……！ 」

『 ﾊｯ……！ 初めて好きって言ってくれた！ 』



いやいや言わせたんじゃんって突っ込もうと思ったけど、あまりに嬉しそうにキラキラの笑顔を見せるから止めた







彼が幸せならそれでいいや




こんな可愛い年下彼氏がいる私も、充分幸せ者です






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お姉さん【黄】−fin.



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年下彼氏可愛すぎてこれは罪

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