生きる【stpr】

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橙side














1月もあっという間に過ぎていって



2月になった







今年に入って何回目かの雪



タイヤにチェーンをはめて走るタクシーに乗り込みさとみくんの病院に向かう







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なーくんと話した次の日から



さとみくんは、自分の今の状況を発信し始めた






病院での様子



体調がいい日の過ごし方









生配信は難しいし、手の込んだ長編の動画とかではないけど



その一本一本が、さとみくんの懸命に生きている一日一日を表してるんだ








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橙「さとちゃーん」


桃「おう、ジェル」




パソコンを開いて編集をしているさとみくん







橙「調子よさそうやな」


桃「おう、当たり前よ！あ、そうだ散歩付き合ってくれない？」


橙「いいで。外雪降ってるけど大丈夫なん？」


桃「ちょっとだけ外出るなら大丈夫でしょ‪w

あとは病院内歩き回ろ。食堂に働いてる女の子めちゃめちゃ可愛い子いるから‪w」


橙「え、まじ！？見に行こ！」






立ち上がったさとちゃんは


ニット帽とマフラーを身につけた





橙「え？そんなん持ってたっけ」


桃「あーこれ‪？ 赤と黄色のさサンタさんからのプレゼントらしい‪。

色々あったから開けてなくて、、でも今はめちゃくちゃ使ってる‪w」





赤と黄色って莉犬とるぅとのことか


イブの日プレゼント持ってくって言ってたなそういや








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橙「転ばんように気をつけてな」


桃「、おう、、」




手に雪をもって俺に投げてみたり


冷たすぎるって言いながら小さな雪だるまを作ったり





鼻を赤くして、子供みたいに雪で遊ぶさとちゃん








橙「ほら、さとちゃんそろそろ中入ろ！寒いで」


桃「え、、？大丈夫だよまだ」


橙「ダメダメ。風邪ひかれたら俺が悲しい！」


桃「えぇー？そうー？なら辞める」




少し不貞腐れたような言い方をして


渋々中に戻ってくる








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その後、約束通り食堂に行って、さとちゃんに暖かいコーヒーを買って渡す



桃「ほら、ジェル。あそこ」


萌え袖から出した白く細い指が指す方を見る






橙「うわ、あの子かぁ、、可愛いわ」


桃「でしょぉ！！？」





大口開けて笑って



雪にはしゃいで



女の子ガン見して






全部の行動が嬉しくて



楽しい








みんなが楽しくて



みんなが笑ってる









そんな生活がまた訪れたらいいな


















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