生きる【stpr】

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橙side













橙「…、さとちゃん？」


桃「……、ん？」






最近さとちゃんが少しおかしい






よく物を落としたり



メガネの度を上げたって話してたり



少し痩せた








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頑張りすぎて


少し体調崩してるだけかな







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橙「大丈夫？」


桃「え？何が？‪w」




大きな目がこっちを覗く






橙「最近、疲れてそうやし」


桃「ジェルに心配されるくらい俺やばいんか」





笑って「全然だよ」って流されると思ってた


でも帰ってきた言葉と表情は思ったより暗くて






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「大丈夫だよ」って


いざと言う時はすごいお兄ちゃんなさとみくん






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大丈夫じゃない時にも少し強がって言う「大丈夫」が



あのさとちゃんから聞けなかったことに



なかなかの驚きを覚えた







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紫「ジェルくんどうしたの？」




打ち合わせが終わり、みんなが帰ったあとに


1人残っていた俺になーくんが話しかけてきてくれた








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橙「最近、さとちゃん変じゃないですか？」


紫「んー確かにねぇ、」






なーくんも気がついていそうな感じだったけど


自分から深く言及しようとしないのがななもりさん






紫「俺からも少し聞いてみるよ、ジェルくんも無理しないようにね」




なーくんは俺らみんなを救ってくれた


もちろんそれはさとみくんもだと思う




俺から伝えるのと、なーくんから伝えるのはだいぶ意味が違う








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意外と当たる俺のこの嫌な予感が当たりませんように










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