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「 … A ？ 」
『 え ､ 佑亮 』
「 やっぱりAだ ！！
こんなところで何してるの 〜 ？ 」
『 あ 〜 ､ 松尾くん ､ 待ってて 』
「 … まつおくん ？ 」
『 同じ学年の人 ､ 』
「 友達 ？ 」
『 まあそんなとこかな 』
友達出来たんだ ､ 良かったね
そう言って微笑む佑亮は ､
何故か悲しそうで ､
同時に とても綺麗に見えた ｡
私は ､ 今まで
人と関わろうとしなかった ｡
だからこそ ､
そこが佑亮にとっては新鮮なんだろう ｡
「 あ ！ 帰らなきゃ ！
じゃあね ！！ 」
『 ん ､ またね 』
見えなくなるまで
ぶんぶん手を振る佑亮に
小さく手を振り返して
見えなくなったところで止めた ｡
「 Aさん ､ お待たせ 」
『 鍵ありがとうね ！ 』
「 ええよ全然 ､ 鍵だけやし 」
微笑む彼は ､
とても優しくて 。
『 かっこいいこと言うよね 』
ひとまず ､ 好きって気持ちを
言葉の裏に隠した ｡
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作者名：璃月 | 作成日時：2017年11月19日 22時
