# 純白王子と｡ (ページ2)

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彼パーカー｡ページ2

彼Ｔならぬ｡

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『ん～､遅いな～』

超特急の活動とか､

ドラマとかあるやろうし …

忙しいのわかってんねんけど､

やっぱ寂しいな～｡

って､洗濯物畳んでても

太陽の事しか考えてないって …

自分で自分に苦笑する｡

ふと手に取った太陽のパーカー｡

広げてみると …

『でかっ､』

あ､ 180cmやった｡

そりゃでかいよな｡

… 着てみよかな､

なんて好奇心が湧いてきて､

思わず袖を通す｡

『ふふ､あったか』

あったかいからしゃーないねんけど､

彼氏のパーカー着て？

一人でにやける？？

え､めっちゃきもいやん …

自分自身にツッコミながらも､

ぽかぽかしてて脱ぐことが出来なくなってくる｡

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『ん … ､』

「あ､おはよう」

『え､あ､いつの間に帰ってきとったん

… おかえり､あとおはよう』

「ただいま」

いつの間にか寝ていたらしい｡

目の前で柔らかく微笑む君は､

優しく頭を撫でてくれている｡

「 … 寂しかったん､？」

『え､あ～いや … 寒かった』

「やっぱ寂しかったんやん､」

『お見通しやん､､』

「パーカー着るとか､

よっぽどやってんな～」

よしよし､となでてから

ぎゅーって抱き締められた｡

『ふふ､あったかい､』

「せやな～」

あ～待って､今めっちゃ幸せ｡

にやけるくらい幸せ｡

「 … そのパーカーさ､」

『ん？』

「 Aが着てると

めっちゃだぼだぼやん？」

『あ～､そやな』

「可愛いし …

その …

なんか襲いたなんねんけど … 」

『ありゃ､

純白王子が純白じゃなくなってもた』

「 Aが可愛いのが悪いわ～､」

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＿＿＿純白王子だって､

たまには彼女を襲いたくなったりするものです｡