Endless∞violence (ページ2)

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「おはようございます」

スタッフ「おはよ～宜しくねAちゃん」

「宜しくお願いします！」

スタッフ「麻生(あそう)さん宜しく～」

「はい！宜しくお願いします～！」

私の挨拶に返事をしてくれるスタッフさんたち。

私も笑顔で挨拶をする。

私は周りから変な奴だと思われてるはずだ。

それでも、ここのスタッフさんはこの私の格好に慣れて普通に接してくれる。

真夏に、黒の少しダボっとしたジーパン。

黒い長袖のトップス。

グレーの7部丈パーカー。

暑苦しい。よく言われる言葉だ。

自分でもそう思っていた。

今では温度なんてわからない。

自分の楽屋に到着した。

息を全て吐いて、空気を吸う。

「おはようございます…」

ボソッと呟いて楽屋に入る。

ここからはもう、全てのスイッチをoffにして、脳への情報を出来るだけ遮断する。

この人達は敵。

この人達、敵。

そんなこと一向に思えないのだけど、

自分を欺くためにそう言い聞かせる。

今では私は誰からも帰ってこない挨拶に慣れてしまった。

ただ、挨拶の代わりに帰ってくるものがある。

バンっ！と大きな音がした。

その途端私の二の腕に痛みが走る。

「…っっ」

錦戸「うわぁ…横山くんそれかっこよ」

横山「やろ？この前面白そうやからドンキで買ってん」

今日はエアガンか…。

私は、彼等からいじめを受けている。

なんでだろうね。

それは、今でもわからない。