正孝さんの大事な貴女_２ (ページ11)

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なんでこんなに可愛いの？

Aちゃんはいつもそうやって俺をドキドキさせる

ついつい長く合わせてしまい、空気が足りない…と俺から離れて息を整えるAちゃん

顔を赤くして呼吸を乱す姿が美しくて、可愛くて

俺は頭を抱え込んでまたキスをしていた

今度は胸をドンドンとノックされ、パッと離す

『はぁ…はぁ…まさたかさん？どうしたんですか…？』

俺がAちゃんを抱きしめているとそう聞いてきた

「なんだか…Aちゃんが足りなくて…」

いつから自分はこんな言葉を話すことができるようになったのか

『……我慢してるなら…いいんですよ？』

「…え」

唐突にそう言ったAちゃんの顔はさらに赤くなった

『私は…正孝さんなら、いいですよ？』

ギュッと腕を回す力を強めたAちゃん

嬉しかった

恥ずかしがりながらこんなことを言うAちゃんの気持ちが

「ありがとう…」

そっと離れて彼女を抱き抱える

ベッドのほうへ連れて行き、降ろした

そっと彼女の上に乗っかると

彼女はニコッと笑った

心がほぐれて、魔法みたいで

俺も笑えた

普段のオドオドした正孝さんからは想像がつかなかった

私を抱き寄せて、手で、口で、優しく私に触れた

少し痛みがあって、彼のって印をつけられたみたいに、赤い跡があった

「…いい？」

『…っはい…』

「こわい？」

『少し…』

そっか…と言った正孝さんに頭を撫でられた

緊張がスッ…と消えて、正孝さんは優しく私を抱き寄せて

ずっと、「痛くない？」とか、「手握ってもいいよ」とか

語りかけてくれて、私の恐怖もなくなった

ありがとう

大好きです、やっぱりあなたが

正孝さん