清水南高校吹奏楽部恋物語〜香恵&圭介編〜【ハルチカ】

ぎこちない？朝 ページ6

side香恵


紗「圭介ー！おっは〜！！」
圭「あ、紗恵。元気になったのか。」

香「おはよ。」

次の日の朝、紗恵の風邪もすっかり治った。
今日からまた、いつもの朝。

でも、私は少しぎこちなかった。

圭「…。」


side圭介


見舞いに行った次の日の朝、紗恵はすっかり良くなっていた。

香「おはよ。」

でも…。
なぜか香恵の様子がぎこちない。

昨日から……。


前も言った気がするが、俺は香恵が好き。
だから、元気がなかったら心配する。

「どうした？何かぎこちないぞ。」

俺は香恵の顔を覗きこむ。
自分でも何だが、凄く大胆だったかもしれない。

香「ひゃっ！ど、どうしたの、急に…///」

香恵は赤くなる。


か、かわいい。


なでなで。

気付いたら俺は、香恵の頭をなでていた。


香「え、え？……///」


紗「あのさー、勝手に2人の世界に入らないでよ。」

あっ！

紗恵の声で目が覚める。

パッと見た紗恵の顔は、一瞬だけ悲しげな表情をしていた。

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