双子 ページ12
side香恵
家に帰って来た私は、自分の部屋に入った。
もうすぐある、中間テストの勉強をしていた。
「…っ、ぐすっ」
横の部屋から、泣いてる声が聞こえる。
紗恵、どうしたんだろう。
コンコン
香「紗恵？入るよ。」
紗「香恵…。」
紗恵は、自分の机に座って、息を押し殺すように泣いていた。
香「紗恵、どうしたの？何かあったの？」
紗「私ね、今日の放課後屋上に行ったんだ。
香恵についていって。」
は？
なに、言ってるの？
紗「香恵今日、圭介に告白されたでしょ。」
香「見てたの？全部？」
キス、見たのかな。
紗「最後の方はちゃんと見てない。
でも…キスは見てたかな。」
あ、ええ！
見られてたんだ。
恥ずかしい////
紗「私ね、圭介が好きなの。」
その瞬間、恥ずかしい何て気持ちはどっかに吹き飛んだ。
紗「私は、ずっと片思いをし続けてた。
圭介が香恵のこと好きって知っても。
寂しくて、悔しくても諦めずに信じた。
いつか、圭介は振り向いてくれる…。」
紗恵が今まで見た事ないような、悲しい顔をして言った。
紗「でも、圭介はそんな気なかった。
双子の私達は、顔も性格も似てる。
何が違うのか、分からなかった。」
香「…。」
私は紗恵の言葉に何も言えなかった。
紗「私、香恵になりたい。
圭介と両思いになりたかった…。」
紗恵は、いつも笑ってた。
私が元気ない時、励ましてくれた。
そんな紗恵が、私のせいで泣いてた。
胸がいたいよ…。
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M - 下のコメントは、気になさらないでください！すみません！何でもありませんでした！ (2016年5月23日 19時) (
レス) id: e112a5da57 (このIDを非表示/違反報告)
M - ありすさん、私の小説を読んでくださっている、ありすさんですか？ (2016年5月22日 7時) (レス) id: e112a5da57 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - ありがとうございます！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: 42c38e119d (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが楽しみです！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: e112a5da57 (このIDを非表示/違反報告)
ありす(プロフ) - 莉希さん、ご指摘ありがとうございました！ (2016年5月12日 22時) (レス) id: 42c38e119d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：島 ありす | 作成日時：2016年5月9日 0時
