夢の鳥よ、僕に夢を見せてくれ (ページ4)

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2.ドアを開けるとページ4

カランカラン
「いらっしゃいませ。二名様でよろしいでしょうか？」

伊礼「はい」

スタスタスタスタ

「こちらの席へお掛け下さい。注文が決まり次第声を掛けてください」

いづる「ありがとうご、ございます…」

ペコリ

伊礼「いづる、何頼むの？」

いづる「僕は、いつも頼んでるホットチョコレートだよ… 伊礼君は？」

伊礼「じゃあ僕もいづると一緒の頼も。お店の人に声
　かけちゃっていい？」

いづる「ううん、僕が話かけるから大丈夫…」

伊礼(へー珍しい事もあるもんだな。例のAさんかな？)

いづる(落ち着け、いつも通り声掛ければいいだけ…
　大丈夫…大丈夫…)

　「す、す、すみません」

A「はい、注文承ります♪」

いづる(あ、可愛い(〃ω〃)もうこれだけで十分…)
　ボー(´ω｀)

A「あのお客さま、お客さま…
　い、いづ、いづるさん‼︎」

いづる「…ヒャいーー‼︎」
　 (待って今いづるさんって言った⁈僕名前教えた事
　ないのになんで名前知っているんだろう？)

A「ご注文はなんでしょうか？⁄(⁄ ⁄＞⁄-⁄＜⁄ ⁄)⁄」

いづる「ホットチョコレート二つ下さい…」

A「ホットチョコレート二つですね。かしこまり
　ました！少々お待ちください」

伊礼(あー、いづる絶対あのメイドさんの事好きだな…ちょ
　っといじるの面白そうだしいじっとこーっと)

　「いづるさ、もしかしてあのメイドさんの事好きなの
　の？」

いづる「そ、そ、そんなわけないよ！第一僕みたいな人が
　す、好き…なんておこがましすぎるし、A
　さんに対して好き…って感情ないし…」

伊礼(無自覚だな、これ。まぁ、好きって気づくまで
　楽しんでよーっとwてかあれ同じクラスのA
　さんだよね。バイトの時と学校の時大分違うんだな
　あ〜明日話かけてみよっと)

　バリトンサックスが奏でる深く豊かな音色が心地よい
　世界に二人が浸っている時、

いづる(あれ、清水さんとAさんなんか話してる…
　なんか暗い表情してる…大丈夫かな…)

清水「〜でさ今月いっぱいで〜」

A「え…そうだったんですか…」

いづる

清水「こればかりはどうする事も出来なくてね…申し訳
　ないね…」