【妖怪ウォッチ】妖怪の正体見たり枯れ尾花 (ページ6)

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噂の転校生(2) ページ6

返事はすぐじゃなくていいから。

そう言われて私はあのイケメンとLINEを交換した。
そして帰宅後、その返事をしようとしている今日この頃……。
トークを開いたはいいが、勇気が出なくて私は書いたり消したりを繰り返していた。

(あああどうしよう…)

すると突然ポンッというポップな効果音とともに「よろしくね」とハルヤからLINEが来た。

これは、即既読をつけてしまったやつだ。

『うわああああああっ！！！！』

私は恥ずかしさからスマホを近くにあったクッションに投げつけた。

(勢いでやっちゃったけど画面割れてないかな……)

スマホを拾い画面を見ると割れていなくて私はほっと胸をなでおろした。

『うぅ、返信しないと、えぇと……「こちらこそよろしく」っと……』

ひゅっという効果音とともに私はメッセージを送信した。

するとすぐ既読がつきハルヤからまたメッセージが送られてくる。

『んーっと、「今日言ったことだけど、ある男を探すのに付き合ってほしいんだ」……へ？』

何秒かたった後、だんだんと理解が出来た。

『ああそっちの付き合うね……？』

私はいままでの緊張がほどけて、そのまま近くにあったソファーに寝転んだ。
(……ちょっと残念だったりして)

『「私でよければ手伝うよ」っと……』

するとまたすぐ既読がついた。
ずっとケータイいじってるのかな。

『「ありがとう。あとAさん

妖怪見えるよね」』

私はびっくりしてケータイを落としてしまった。