40 ページ40
.
翔「困ったな…ママの連絡先分かるか？」
そう聞くと、Jr携帯を出して番号を教えてくれた
たまたま客が居なかったから
その番号へとかけて事情を説明した
翔「ママが迎えにくるってよ、大人しく待ってろ」
(…切ってくれないの？)
翔「できねーよ。てかその髪の毛なら切らなくても出来るよ」
(どうやって？)
翔「セットするんだよ、こっちこい」
かけるを、椅子に座らせ
俺と同じような髪型にセットしてあげた
セットしながらやり方も教えた
翔「ほらな？出来ただろ…これワックスっていってセットが崩れないようにするやつな？少しだけ手につけて使うんだぞ、持ってけ、ほら、外にママ来た」
久しぶりに見るアイツが居て
かけるを迎えに来た
(ごめんなさい、渡辺さん。ご迷惑おかけして…料金支払います)
翔「いいよ、別に…セットだけだし」
(でも)
翔「いいから、大事にしてあげて」
(…はい)
2人が帰っていき、あの日の事を思い出した
泣いて後追いするかけるを、見放して置いてきたあの日
翔「かける、またいつでも来いよ。お前は特別タダでしてやるから、その代わりママにはちゃんと話してから来いよ心配かけるから」
(うん！！ありがとうお兄ちゃん！！)
かけるに最後に投げかけた俺なりの償い
カットもセットも何だってしてやるよって
そんなので償えるとは、思ってないけど
寂しい思いをさせてるかけるへのせめてもの償い
情けない父親で本当にごめんな、
一緒にいてあげられなくて本当にごめんな
それからまた1人、1人と客をこなしていき
一日が終わる
そんな日々を繰り返すだけだった
(your side)
深澤くんのお家で、私を励ます会と称し
飲み会をしたあと
珍しく？じゃない酔いたい気分だった私は
沢山飲んで、もちろん酔って眠ってしまった
帰りは目黒くんの、運転で送ってもらってるらしい
道中でふと目が覚めた
「わっ、…ここどこ」
目「あ、Aさん、おきた？」
「えっ、あれ 目黒くん」
目「すっごい飲んでたよ？」
「うん、酔いたい気分だった…酔ったら全部忘れられるかなーって…えってか私送って貰ってる？？」
目「そだよ〜送ってる…敬語じゃないAさんなんかいいね」
「えっあ！！ごめんなさい、」
目「笑 そのままでいいよー素って感じで」
「じゃ目黒くんもそのままで」
目「れん」
「え？」
目「蓮って呼んで？いつまでも目黒くんはやだ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
miho(プロフ) - 普通に現実で起こってたらドン引きな内容やな (4月17日 23時) (
レス) @page36 id: 6ec56600ba (このIDを非表示/違反報告)
メジロ/雨宮黎葉(プロフ) - もし現実でもこんな翔太だったら推せない...(( (1月25日 19時) (レス) @page22 id: 4d55d03a31 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 本当にクソ女だねー😅こりゃあ、徹底的にやるしかないね😒まっ、自業自得だよねー😒 (1月15日 2時) (レス) @page42 id: 917b51a497 (このIDを非表示/違反報告)
なー - お願いします。どうか相手の女にもっと制裁を。翔太くんと戻って欲しいわけじゃないけど、女の方にはもう少し自分が最低で最悪なやつだってことを気付いて欲しい。 (1月12日 22時) (レス) @page40 id: cbeb4480b3 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 度々すみません（ ; ; ）32が抜けているかもです、！！ (1月11日 23時) (レス) @page31 id: 952376b9df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aira
| 作成日時：2023年12月27日 19時
