どうせ嫌われ者ですよ。

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体調は誤魔化し誤魔化しでやれるけど
体の変化は誤魔化しが効かない...


ストレスでご飯も食べれず、体重もかなり減った
食べてないから栄養も取れず、見た目が悪い


それも不幸中の幸いなのか
役柄が、虐げられた令嬢役だったから
役作り、完璧だね！なんて褒められた


目「Aちゃん…どうしたのそんなに痩せて…」

「目黒さん…これは役作りです…原作読んだので」

目「なんで敬語なの…前みたいに話してよ」

「すみません、それは出来ないです」

目「…俺が信じてないから…？」

「…違います」

目「じゃどうして？？」

「…前も言ったように目黒さんを守るためです…後は自分を守るためです」

目「ごめん…守れなくて」

「いえ大丈夫です。撮影よろしくお願いします」



映画の撮影も順調に進んで、主題歌もSnowManになって
レコーディングもあった

極力メンバーと被らないようにしてもらったけど
渡辺さんと一緒になった



「渡辺さん、よろしくお願いします」


挨拶だけして、自分のブースへ移動した


歌って、取り直しての繰り返しで納得のいく
レコーディングができたと思う

でも渡辺さんには違和感があったらしい
渡辺さんより先に帰ろうと思ってたら
呼び止められた




渡「A」

「はい、どうかしました？」

渡「…お前声出てないぞ」

「そうですかね、」

渡「いつもは取り直ししないのに、何回やり直した？」

「分かんないですね」

渡「…調子悪いの？具合悪い？」

「実力不足です。すみません…渡辺さんが納得いくまで取り直しますか？」

渡「…なんだよそれ。いいそのままで。」

「えっ？？」

渡「その敬語も！さん付けも何なんだよ！！」

「…すみません」

渡「…久しぶりに会えば凄く痩せてるし…俺そんなに頼りない？頼れない？どっち？」

「…どっちも違います」

渡「じゃなに？」

「…ここでは話せません」

渡「今じゃないとお前話さないだろ！話せよ今すぐ」

「すみません、出来ないです、お疲れ様でした」

渡「おい！待てよ！！」



渡辺さんが追いかけてくるけど
早歩きで無視して歩く


渡「待てって！！」

「やめてください！！」

渡「ならお前が止まれ！！！」

「…」

渡「Aの家行くから、話聞かせろ」

「それはダメです。メンバーの行き来は禁止されてるので来ないで下さい」

渡「…だから、鍵取られたんだ…」

「そうみたいですね」

渡「そうみたいですね、じゃねーよ。言えよ連絡しろよ」


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