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思ってもないようなことを叫んで言ってしまって
Aから聞こえて来たのは
小さい声でのごめんね、だった
俺、Aに謝らせてばっかじゃん…
何も助けてあげられてない、守れてない
連絡先も知らないから会うこともない…
もうきっと、これで会うのも最後なのに……
彼女「照？？…あの人、本当に大丈夫？」
ひ「大丈夫だと思う…」
彼女「私の事気にせず、追いかけなよ」
ひ「でも」
彼女「大丈夫。あの人大切な人なんでしょ。じゃないと、照がそんなに怒ることないもん」
ひ「…ごめん！！」
彼女に言われ、大切な人だと改めて気付かされた
エレベーターを待つより階段で降りた方が早い気がして
階段を一気に駆け下りた
エントランスに着いたら、1台のタクシーが居て
そのタクシーにAが乗り込んでいた
ひ「A！！」
俺の呼び掛けに、驚いた顔をしたけど、タクシーのドアは閉まり、そのまま走り出した
さっき言った事気にしてる？？
あれは本心じゃない！！って伝えたいのに
Aは待ってくれなくて
タクシーを走って追いかけるけど、タクシーは加速していくばかりで、追いつかず、離れてしまった
また、Aをこの手から手放してしまった…
(your side)
マンションの前に来て、丁度タクシーが通ったから止めてタクシーに乗ろうとした時ひーくんの呼ぶ声がして
驚いて振り返ると、慌てたひーくんがいた
このままじゃいけない、とタクシーに乗り込み
「とりあえず急いで出してください」
と運転手さんに伝えて走ってもらった
車の中で後ろを見ると、走って追いかけてくるひーくんの姿があった
そんなひーくんをルームミラー越しに見た運転手さんが
運「…彼氏さんですか？…止めましょうか？」
「いえ、違います。止まらなくて大丈夫です。」
そう伝えて、前を向いて座った
ごめんねひーくん。最後まで本当にごめん。
いつか、またどこかで会えたときは
笑って今日の日の事を話せるように
私、強くなるね。
その時は、大好きだったよって言えるように
この気持ちには蓋をするね。
それまでは、会えないや…ごめんね。
ひーくんは彼女さんと幸せになってね。
本当にありがとう。
心の中で呟いて、涙がポツリと太ももに落ちた…
運「大丈夫ですか？」
「あ、、っ、、すみません！！大丈夫です。〇〇までお願いします」
運「かしこまりました」
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雪姫 - とてもも素敵ないいお話しでした。感動もしまいた。続きお願いします。 (10月23日 3時) (
レス) @page32 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aira
| 作成日時：2023年9月29日 14時
