僕の彼女はシングルマザー(完結) (ページ20)

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「ひーくん、お風呂ありがとうね！ひーくんはもう入ったの？？」

ひ「うん！トレーニングしてたからシャワー浴びたよ」

「そっか！じゃまったりタイム邪魔しちゃったね...」

ひ「大丈夫！そろそろ寝よっか？俺ソファーで寝るからAはベット使って？」

「いやいやいや！！持ち主を差し置いてベットで寝れないよ…私がソファーで寝るよ！だってひーくんの体じゃソファーはちっちゃいでしょ？？」

ひ「笑…意外と寝れるよ？笑ほら！」

ほら、とソファーに寝転んでみせた
やっぱ、ちょっとちっさいかも…

「やっぱ、小さいじゃん笑 ……一緒に寝よう？」

ひ「…そうしよう笑」

結局一緒に寝ることになったからAを壁側へ寝かせ
少し離れて布団に入った

「…ごめんね…迷惑だよね」

ひ「そんなことないよ」

「いつも…ひーくんはいつも優しいよね。ほんとありがとう」

ひ「…ほら、早く寝よ？お肌に悪いよ」

「うん」

寝ようと目を閉じた時に、壁側を向いてたAが
俺の方を向いた

「…ひーくん…」

ひ「どうした？」

「少しだけ、近くにいってもいい？」

ひ「いいよ、おいで」

俺もAの方を向いて腕を広げたら
すっぽりと腕の中に入ってきて、安心したように眠った

この瞬間が、幸せだったから
この後起こる、Aをまた悲しませる事に
俺は気がつけなかった。

翌朝

目を開けるとスヤスヤと眠るAが隣にいて
少し安心した
夜中に俺が寝てる間に出て行っちゃうんじゃないかって
ちょっとだけ、心配だった

起こさないように、ベットから出て
朝食を用意する

温かいココアも用意してるとAが起きてた

ひ「おはようA」

「ひーくん、おはよ」

ひ「朝ごはん出来てるから、顔洗っておいで？」

「…ありがと」

まだ少し眠そうなAの腕をひいて
洗面台まで連れていく

ひ「このタオル使っていいからね？女の子みたいに揃ってないけど、顔洗った後に塗るやつとかもあるから！」

「ふふっ…ありがとう、使わせてもらうね」

ひ「うん、リビングで待ってるね」

先に戻って、用意した朝食とココアを
テーブルに並べる

この時にちゃんとスマホを確認してたら
少しでも避けれたのに…

Aと俺の彼女が顔をあわせて
悲しい思い、辛い思いをさせるなんて
俺はホントに馬鹿だよ。

ごめんね…

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