僕の彼女はシングルマザー(完結) (ページ17)

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(your side)

1度、来ないでって言われたけど
ひーくんが、呼び止めてくれて家に入れてくれた

温かいココアも用意してくれた

熱いのが苦手だからふーふーっと冷ましながら飲んでると
横からひーくんに見つめられていた

「…懐かしい…？？」

ひ「A、熱いの苦手だったなーって前もよくふーふーして飲んでたよね」

「ふふっ、うん苦手笑」

ひ「思い出したら懐かしいなぁって」

「そっか…笑」

ひ「落ち着いた？」

「うん！…本当にありがとうね」

ひ「…聞いてもいい？」

「…前もそうだったんだけど…私に彼氏が出来るのが凄く嫌みたいなんだよね翔太って」

ひ「…今、彼氏いるの？」

「ううん、私の彼氏はダメなのに翔太は彼女作って、家に連れ込んでるの。それに彼女のお世話っていうか、ご飯作ったり、片付けしたりするのも全部私なの」

ひ「うん」

「いつまで、こんな事しないといけないのかなって思って、出ていこうって準備してたの。新居も決めて荷物運んでたんだけどね。」

ひ「ん」

「それで、1週間くらい前だったかなー、翔太が仕事から、帰るよりも先に彼女が家に来て、彼女から早く出ていけよって言われたの。後、あの人、私のことを住み込み家政婦って呼んでたのね。もう全部嫌だったの…っ」

ひ「…大丈夫…大丈夫」

泣きながら話す私の手をそっと握ってくれて
その手の温もりが優しくて、余計に涙が出た

「それで、言ったの、もう出ていくから安心して下さいって。彼女は翔太とあの家で同棲したかったみたいだから、ここは翔太のマンションじゃないよって伝えたら怒っちゃって…翔太の部屋に閉じこもったの…」

「ごめん、話したいことぐちゃぐちゃだっ…泣」

ひ「ゆっくりでいいよ？ちゃんと全部聞くから。辛いもの全部言って吐き出して？」

「ありがとう…それでね、その後翔太が帰ってきてリビングで話したの。彼女が2人になりたいみたいだからしばらく出るねって言ったら、凄く怒っちゃって口論になったの」

「それに彼女が嫉妬しちゃって、…翔太に言ったの。私が出ていこうとしていること」

ひ「それで、翔太は？」

「怒ちゃって…スマホ、財布、鍵、大事な物は全部翔太に取られて隠されちゃった…笑…携帯のデータも全部消されちゃったと思う」

ひ「それが、1週間くらい前？？」

「うん…それでね…さっき彼女と食事に出ていった時にね、逃げれるチャンスがやっとできたの」

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