僕の彼女はシングルマザー(完結) (ページ14)

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翔太の彼女がきて、2人は出かけて行った

ふと、翔太の部屋に目を向けると少し開いてて
ほんの少しの出来心で中を覗いた

ガチャ……

あ、……私の靴とスマホ…

今なら…逃げれる…？？

翔太から取り上げられた私物が部屋の隅にあった

これがあるから彼女を、部屋に入れたくなかったのかな

それよりも！今じゃなきゃここから出る
絶好のチャンスはもう二度と来ないかもしれない

翔太に了承得ずに、部屋に入るのはちょっと心が痛むけど仕方ない…逃げよう！！

自室から、鞄と貴重品と…翔太に燃やされたけど、隠しておいたスペアキーを持って戻り
翔太の部屋から靴だけを持って、家を出ることにした

スマホは置いていこう

翔太がいつ戻ってくるかわからないから
早く遠くに行かなきゃ…

とりあえず、家を出てこの家の鍵はドアポストに入れ走った

新居までは2つ隣の街で、結構時間もかかるし
涼太くんの所に行けば翔太に連絡されるかもしれない

…助けてくれるか分からないけど
ひーくんの、家に行ってみよう…

しばらく、走ったり歩いたりをしてひーくんの家にきた

そもそも、今もここに住んでるなんて保証はないし
助けてくれるかも分からない

2年くらい前に別れたのに今更って思われちゃうかな…

でも！少しだけ希望をかけて、インターホンを押した

ピーンポーン

ひ「…はい」

「あ、…あの…Aです」

ひ「…えっ…はっ？A？…ちょっと待って」

インターホン越しに驚いた声が聞こえて
待ってと言われたから玄関前で待ってると、ドアがあいた

ガチャ

ひ「…なにしてんの」

「…あ、あの…今更ごめんなさい…でもあの…助けてほしくて…」

ひ「…どうしたの？」

「…翔太から逃げてきたの」

ひ「…んーー、痴話喧嘩？そんなの付き合ってられないよ、俺。すっごい今更だよね。俺より翔太を選んだのに今更頼られても困るよ。俺も今は彼女いるんだし。ごめん、もう来ないで」

「…そ、、そうだよね…ごめんなさい…じゃぁね」

やっぱりダメだよね…

ひーくんと別れた、本当の理由も話したいけど
彼女さん居るなら一緒に居ることの方がダメだよね

それに、ひーくんは私の事見るのも…嫌だよね…

一方的に別れを告げて、携帯解約されちゃって
音信不通になっちゃったんだから

ひーくんからしたら、最低なやつだと思ってるよね

私はまだ…ひーくんの事が好きなのに…
ずっと好きのに

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