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翔太が持ってきたのは、私のスマホと鍵だった
翔「ねーこれ、ロック解除して？」
「どうして、」
翔「連絡先に入ってる男に全部連絡して、Aの初めての相手か確かめるからと、その後データ全部削除してスマホぶっ壊すから」
「いや」
翔「えーじゃ、今から無理矢理してもいい？もうすぐ彼女来ると思うけど…見られちゃうよーー？」
「翔太…変だよ？どうしたの…」
翔「ぜーーーんぶ、Aのせいだよー？嘘つくし、隠し事はするし、言う事聞かないし？？」
「私…翔太の所有物じゃないよ」
翔「わかってるよ〜！笑 でもさ？嘘つく方が悪いよね？」
すごい笑顔で言ってくる翔太が怖い
このまま殺 されちゃうんじゃないかと思うほど
「…ロック解除したところで…男の人の連絡先なんて、3人しかいないよ」
翔「俺？、あとは？」
「お父さんとおじいちゃん」
翔「本当に？確かめるからとりあえずロック解除して」
「…」
しぶしぶロック解除する
翔太は忘れたのかな…
前に自分が男の人の連絡先を全部消しちゃったの
「…ねぇ、翔太、忘れたの…？翔太が消したでしょ」
翔「んー覚えてるよ？でもさー結構前だよね？また新しく登録してるかもしれないじゃん」
「…しないよ」
翔「へー、まあ今から見るからいいや」
そう言って、連絡帳、SNS、全部チェックしていた
SNSなんて、翔太から禁止されてたからLINEしかないのに
そんなにチェックすることある？ってくらい
隅々まで見ていた
「翔太、お願いがある」
翔「何ー？内容によっては無理だよ？」
「…データ消すんでしょ？」
翔「まあね〜」
「…消すならさ…写真だけは残して欲しい」
翔「なんでー？元彼の写真でもあるの？」
「見たらいいじゃん」
私の携帯の中の写真は実家の愛犬と……
無防備な顔で寝てる翔太
笑ってる翔太の写真しかないから…
翔「ふふっ、なにこれ俺ばっかじゃん！笑」
「そうだよ」
翔「そんなに俺が好き？」
「…好きだった…でも今の翔太は好きじゃない」
翔「あ、そっ。まあとりあえずスマホの件は保留な…あとこのカードキー新居でしょ？」
「…」
翔「言わないと、カードキー燃やしちゃうよ」
「…新居」
翔「やっぱりね〜燃やそっ！」
「…ちょっと！！話が違う！！」
翔「だってAには新居必要ないでしょ〜」
「…必要だから、引っ越そうとしたんでしょ？」
翔「ふーん、あ、火ついちゃったー」
無表情なまま、カードキーは燃やされた…
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雪姫 - とてもも素敵ないいお話しでした。感動もしまいた。続きお願いします。 (10月23日 3時) (
レス) @page32 id: 2fedfb09fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aira
| 作成日時：2023年9月29日 14時
