僕の彼女はシングルマザー(完結) (ページ11)

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家に閉じ込められて、1週間たった

翔太が仕事の時間以外は、全部一緒に過ごしてる
トイレ以外は全部一緒って言っても過言じゃないくらい
翔太は私にくっついてる

何もしない時は隣で手を繋いでいて
ご飯の時は後ろから抱きしめるような形で料理して
ソファーに座る時は、後ろから腰に手を回し抱き寄せて

トイレに行くのも凄いしぶしぶ行かせてくれる

まだ1週間…あとどのくらい、このままなんだろ

翔「A？今日、彼女くるからさ、ご飯よろしくね」

「…はい」

仲直りしたんだ…ならもう解放してよ

翔「…言葉に出てるよ。解放？するわけないでしょ。まーAが新居の場所教えるなら考えなくもないけど」

「教えたら…来るじゃん」

翔「当たり前じゃん。俺らはいつも一緒でしょ生まれた時からずっーーとね？」

「…違うよ…それぞれの人生あるんだから…」

翔「うん。でもずっと一緒なのは決まってることだから」

「じゃ涼太くんも、一緒じゃない？」

翔「涼太は誕生日違うでしょ？俺らは一緒」

「でも涼太くん、幼なじみじゃん」

翔「なに？そんなに涼太がいいの？」

「違うよ…私も自由に生きたいの」

翔「何が不自由なの？俺が居るからいいじゃん」

「そういうことじゃないよ…離れたい、翔太と」

翔「だめだめ」

「…自分は彼女いるくせ…」

翔「えっなに？彼氏欲しいの？俺がいるのに？」

「…」

あ、もうこれ何言っても聞く耳持たないやつだ
確信つかれると、馬鹿なフリしてはぐらかしていくんだよね

もう何話しても無駄だ…

「…じゃ彼女いるならさ…私のこと抱くのやめて」

翔「なんで？」

「…汚い」

翔「なにが？」

「他の女の子抱いて、私も抱かないで。」

翔「俺ら、お互い初めてをあげた仲だよ？別にいーじゃん今更だよ」

「嫌なの。というか翔太が初めてじゃないからね」

翔「…はぁ？どこのどいつだよ。お前の初めて」

「教えるわけ無いでしょ」

翔「ねぇA？あといくつ、俺に隠し事してる？」

「…たくさん」

翔「ふーーん…あそう。Aはよっぽどここから出たくないんだね…」

翔太はそのまま"2人の寝室"を出て自分の部屋に入った

この"2人の寝室"も本当なら必要のない部屋なのに
翔太が私を閉じ込める為に作った部屋だった

家に閉じ込める時はここで2人で寝る為に必要なんだって
意味わかんないよね。

翔太が部屋から何かを、持って出てきた

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