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ヨンボギと別れてから、お店の方に向かうと暗い夜空に怪しく光るネオンが私を呼び込んでいる。
今日はいつも飲みに行くような場所じゃないんだな。
ナヨンの好みなのか、ヒョンジさんの好みなのか、
黒い重たい扉をグッと引き店内を覗くとバーのようなパブのような古めかしい色っぽい店内だった。
いつもは入ってくるとナヨンが「こっちこっち」と、呼んでくれるが今日のその役はチャニさんだった。
「遅れてすいません」
空いているのは何故かチャニさんの横で、上着を脱いで膝にかけて初めてと言えるチャニさんの横に座った。
BC「さむい？」
膝にかかってるコートを指差して、俺のも貸そうか？と言う。
そんなチャニさんの言葉をやんわり断って、ナヨンとヒョンジンさんの方を見る。
NY「課題おわった？」
「うん、友達に見てもらったからなんとか」
チャニさんから飲み物を受け取り、手を拭きながら机にあるものを摘む。お昼は食べなかったからお腹が空いている。
ヒョンジンさんとナヨンに何かあったことは一目瞭然で、ナヨンの爪についているネイルを一緒に見たり、仲良さそうに肩を寄せ合ったりしている。
ナヨンはいつもよりも早めに出来上がっているようで頬を赤らめてなんとなく口調も酔っている時のようになっていた。
ナヨンが幸せそうにしてるのならそれでいいな思った。
BC「ナヨン完全にヒョンジナに惚れてるよな」
お酒を飲んでホワホワしてきた頃、ふんわりと笑いながら耳打ちしてくるチャニさん。視線の先を見ると完全に恋する顔になっているナヨンが映る。
「うん、私もそう思ってました」
BC「2人の邪魔になりそうだし、俺は1軒で帰ろうと思うけどAは？」
「私も様子を見て帰ろうかな」
BC「だよな」
チャニさんがグラスを口に運ぶ様子を見て、私も同じように持ってアルコールを体に入れた。お酒は弱いわけではないけど、お酒が入れば嫌な飲み会もなんとなくマシになってくるものだった。
NY「え、ヒョンジナはどんな絵を描くの?」
hj「いや、大したものは描かないよ」
NY「ねぇ、Aヒョンジナは芸術学部なんだって」
同じ学年で同じ学部だったらきっと私も彼のことを見たことはあっただろうなと思う。
hj「良かったら、絵みにくる?」
NY「えっ、いいの？！」
もちろん行きますって嬉しそうなナヨンを見るとそろっと帰った方がよさそうだなと思ってスマホの明かりをつける。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
