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FL「ヌナは帰りですか?」
「うん、そうだよ」
FL「じゃあ、途中まで一緒に帰りましょう」
隣を歩くヨンボギは、脚が長くてスラッとしてて背も高い。
この前の居酒屋ではわからなかった姿だ。
きっと歩く歩幅ももっと大きいんだろうけど、私に合わせてゆっくり歩いてくれている。
FL「どうかしました?」
「え、いや、背が高いなぁって」
FL「えっ、そんなことないですよ、僕周りの奴らに比べたら全然小さいです」
「私からしたら十分高いよ」
FL「じゃあヌナは小さくて可愛いですね」
何の気なしに言っているのか、変わらない笑顔でそんなことを言うヨンボギを二度見する。なんか変なこと言いました?みたいな顔してる。
この子あざといな‥。
FL「ヌナは今日講義だったんですか？」
「ううん、課題が終わらなくてほぼ毎日何もなくても学校行ってるんだ」
FL「課題?レポートですか？」
「うん、ほらあのメガネの先生の」
あー！と言ってあの先生面倒くさいですよねと少し嫌そうな表情をする。
FL「僕手伝いましょうか？」
「え？」
FL「あーだって、僕オーストラリア出身だから韓国語より英語の方が得意だし、何か力になれるかなって‥」
会話と後半はしどろもどろになってよく聞こえなかったけど、彼が私を手伝おうとしてくれたのが伝わってくる。
でも、ヌナは勉強できそうだし‥とかなんとか。
「ヨンボギの迷惑じゃないならお願いしようかな」
FL「本当ですか！いつがいいですか？」
まだ2回目なのに、会話に困ることなくヨンボギの最寄駅に到着した。彼の温かさというかなんというか、一緒にいて心地よかった。
「じゃあ、また連絡するね」
FL「はい、まってますね」
結局、日程は決まらなくて、そのまま連絡先を交換することになった。
大学に入って数少ない連絡先の交換相手。
10人ほどしかいない、友達の一員となった。
おしゃれなアイコンと背景を見て、彼は人気者なんだろうなと予想できる。
私から連絡すると言ったのに、ヨンボギからもう連絡が来る。
その健気さに、不意に笑みが溢れた。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
