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Nayeon said
出会ってから、こうなるまではあっという間だった。
やっぱりお酒の力には逆らえないと身に染みて感じた。
「私たち分かり合えるところたくさんあると思うの」
チャニと私とヒョンジンで飲みに行った2軒目。
チャニは真面目だから、1軒目で終バス間近になったのか先に帰ってしまって残された私たちは当たり前のように2軒目にきたというわけで。
グラスを持ち始めて3杯目、酔いがさらに回り始めると思ってることがぽいぽいと軽い感じで口から出てくる。
「じゃあ、試してみる？」
私と同じ量を飲んでいるはずなのに爽やかなそのポーカーフェイスを崩すことはなく、ただ微笑んでいるだけの目の前の彼はそんなこと大した事でもなさそうな顔で言う。
もうそこからの流れは慣れたもので全てをわかっていた。
このままじゃ、まともな恋愛どころか元に戻るだけ。
久しぶりに感じるこの雰囲気は懐かしさと背徳感を感じる。
握りしめられている手が更に熱くなっていくのを感じて、恥ずかしさが湧き上がる。
Hj「手、あったかいね」
街灯だけが頼りの夜に、彼の顔が一瞬照らされると激しく胸が鳴る。
もうダメだと思った。
この握られた手を解くことはできないし、今更拒むことなんてできない。
まるで私を誘うように生ぬるい夜風が私の頬を撫でる。
アルコールに浸された頭を必死に回転させて、これは間違っているんだと何度も自分に言い聞かせる。
でもここから始まることもある。
今夜、共に過ごしたらお互いを理解して彼が私の横にずっといてくれるようになるかもしれない。
今日を受け入れるための理由を考え始めたら、もうそれは負けだとわかっている。
それでもそのわずかな望みを払拭することはできなかった。
今まで彼と関わってきた女達とは一緒にならない。
そう誓って目を閉じる。
Hj「何を考えてるの？」
目を見開くといつもは遠いその存在が今は目の前にいる。
いつもは前髪の間から見えていた瞳も、今はどちらの目も真っ直ぐと私を捉えている。
「なんにも」
そうして私は同じ過ちを犯した。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
