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Nayeon said
私は友達としてAが好きだ。
女子特有の数人で群がる感じや、マウントを取るようなこともせず、大人で謙虚な姿勢に羨ましさと憧れを抱いていた。
私はなかなかグループに馴染めないタイプで、色んなところを転々としてはAのところに戻る、というのを出会った時から変わらず今でも繰り返している。
それでもグループでいることに安心感があって、Aが群がらず1人行動する姿に少し疑問を抱くこともあった。
ある時、チャニの誘いでAとチャニの友達を含めて数人で飲み会をした時があった。
そこからだった、私がAを嫌悪するようになったのは。
「誘ってくれてありがとうございます！」
「うん、また飲みに行こう」
チャニと同い年で、私と同じゼミの先輩と2人で何回か飲みに行った。
普段から優しい先輩は、飲んでる最中も細かいところにまで気配りができて私が出会った人の中で1番と言っていいほど優しかった。
告白って一緒に出かけて３回目にするって言う暗黙の了解を私は謎に信じていて、飲みに誘われた３回目、これはまさかのそういうことじゃないかと思った。
「ねぇ、Aちゃんの連絡先教えてくれない？」
例外もあるということをその時初めて知った。
手に持っていたグラスを危うく落としそうになると、そのグラスを先輩の大きな手が包み込む。
思い返せば、会話の内容はAの話題も幾つかあったな。
なんて思い返したら、全てがAと出会うため、知るための手段だったのかと全ての行動に意味が結びついた。
Aと仲がいいのは私だけ
それを知った上で、私に近づいていたんだとその時初めて腑に落ちた。
飲み会に誘われても顔を出さない、クラブやゼミにも参加していない、必要最低限の行事には参加しない、そんなAと接触するには私を通さなければほぼ不可能だ。
この男はそれを理解していたんだ。
「先輩、Aの事気になってるんですか?」
誰が憎たらしいって、先輩か、それともAか、それともそれに気づかなかった自分自身か
そのときの私はこうだった。
「Aはやめておいた方がいいですよ」
グラスを離そうとしているその手を私の手で包み込んだ。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
