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Felix said
NY「ヨンボクくんのそれは何?私が見た時なかった！」
結局あの後、ヌナとナヨンさんとお昼を一緒に食べないかと誘われて、特に誰と食べる予定もなかったからご一緒することにした。
ナヨンさんは僕との会話の後1人でコンビニに向かってお昼を調達しに行っていて、サンドイッチとサラダを買ってきて僕の隣に座る。
なんとなくナヨンさんに対してぎこちない僕とナヨンさんとの会話のやり取りを聞きながら、ヌナはニコニコして手作りだというお弁当を食べている。
NY「あ、ヒョンジン」
遠くから見えるその姿にいち早く反応したナヨンさんはヒョンに向かって大きく手を振った。
同じように、ヌナの背後の入り口から大きく手を振るヒョンはヌナを呼ぶように指示する。
NY「ねぇ、A、ヒョンジンが呼んでる」
いつもは少し嫌な表情を見せるヌナは今日はいつもと違って、一冊のノートを持ってすんなり席を立ち、入り口に向かう。
ナヨンさんと横並びに座る僕はその姿を最後まで見送る。
トッポギの袋を奪い取られたあの日から何かあったのかな。
ヌナが近づいていくと、慣れたように肩に手を回して親しそうに体を寄せ合う。そのまま廊下の奥に進んでいって2人が見えなくなる。
いつの間にあんな仲になったんだろうか。
FL「あれ、ナヨンさんはヒョンと付き合ってるんじゃないんですか?」
頬杖をついて無表情にヌナたちを見つめるナヨンさんに問いかけると、ようやく視線を外して僕に微笑みかける。
NY「そんなわけないでしょ、じゃなきゃヨンボクくんの連絡先なんて聞かないよ」
ころっと変わった表情の目の奥の色はとっても深くて何を考えているかわからない。
NY「それに私たちそんな綺麗な関係じゃない」
ぼそっと吐き捨てるように言ったその言葉は聞かなかったことにする。プラの容器に入ったサラダをつつきながら、ナヨンさんは言葉を続ける。
NY「ほんとは、私、Aのこと大っ嫌いなんだよね」
その表情と言葉が怖くて思わず息を飲んだ。
NY「昔から酷い奴なんだよ」
先ほどと変わらず肘をついてサラダをつつくその様子をただ見つめることしかできなかった。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
