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ヨンボギにあったのは、ヒョンジンが家に来た2日後だった。




学校の廊下で鉢合わせると、2人で立ち話をした。
私の体調を気遣う話をしてくれた後、なぜヒョンジンが我が家に来ることになったのかの経緯を教えてくれた。



FL「僕がチャニヒョンと話してたらヒョンジニヒョンが来て話聞くなり、袋を持ってっちゃって!」




やや興奮気味のヨンボギの話し方を見ればどれだけ驚いたのかが想像できた。その後謝罪をされて、今度2人でトッポギに行くことになった。














NY「もう授業長すぎ、また寝ちゃった」









時間ギリギリまで講義をすると有名な先生の授業を受けた後、だいたい私たち2人はくたびれる。講義を少し早く終わらせてくれる先生には感謝しかない。









講義室から出てロッカーに向かう時カバンの中からスマホの振動を感じ、いつもはあまり鳴らないそのスマホを取り出す。







NY「どうしたの?知らない番号?」


「うん」






登録されていないその番号を見ると、全く身に覚えがない。
以前家族がスマホを変えた時に番号が変わっていたから、そういう感じかなと思ってその電話に応答する。









「もしもし」


Hj「あー、もしもし?驚いた?」







電話の向こうから聞こえる声は、私の番号を知らないはずの人だ。「ヒョンジンだけどさ」とか言ってくすくす笑ってる声が向こうから聞こえる。







「なんで私の番号知ってるの?」

NY「ナヨンに教えてもらった」

「ナヨン?」






私の言葉に隣にいるナヨンは頭にハテナを浮かべているようで、首を傾げている。






Hj「それでさ、スケッチブックを忘れたから今度持ってきて欲しいんだけど」






スケッチブックという単語に、確かに机の上にのせっぱなしだったなと思い出す。「わかった」と返事をして早々に電話を切る。







NY「どうしたの?」


「ナヨン、ヒョンジンに私の番号教えたの?」


NY「えっ、教えてないけど」


「ナヨンから教えてもらったって言ってたよ」





本当に身に覚えのないような表情を見せて、私じゃないよと再度言われる。




今の状況だとナヨンは私にヒョンジンの連絡先なんて教えたくないよな。










2人とも頭に謎が残ったままそれぞれ帰路に別れた。

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設定タグ:Straykids , Hyunjin , Felix   
作品ジャンル:恋愛
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております! (12月8日 6時) (レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です!本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです!これからも応援してます! (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです!更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meru | 作成日時:2023年11月28日 10時

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